お風呂でも服は着ていますか?
まず最初になぜこういう打ち出しをしたかというと、最近ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正でご来店の客様に髪の毛がべったりしている方が多くいらっしゃいます。
でも良いんです!べったりもしっとりも、お客様個人個人に好みの質感はあるので。
しかし、カラーやパーマや縮毛矯正の技術においてこのべったりやしっとりはとっても邪魔な存在になります。
どういう事かというと、ベッタやシットは表面に何かの物質が付着していなければ出せない質感なのです。つまりどういう事かというと、表面に膜・被膜が貼ってある状態です。
被膜が貼ってあると、薬剤が髪の中に浸透せず、余計に時間がかかってしまったり、余計に強いパワーの薬剤を使わないといけなくなってしまったりします。
カラーなら染まりが思い通りにいかなくなってしまったり、パーマなら思ったようにあたらなかったりと・・・。
しかもパーマなら当たったとしても、被膜が貼っているという事は物理的に重力が働くので、髪が重くなります。
すると
パーマ=重力に逆らう
ので、
思ったスタイリングがお家でやり辛く、ウェーブも出なくなる。
わかってきましたか?
では最初の「お風呂でも服は着ていますか?」
もし人間が服を着たまま入浴してビチャビチャのまま生活していたらどうなりますか?
皮膚は弱くなり、炎症を起こしますよね!
髪の毛も一緒で、被膜の着たり脱いだりするのが大事なんです。
シャンプーで被膜を脱ぎ、トリートメントで被膜を着る。
ここが大事
シャンプー=汚れを落とすものなので、トリートメント効果なんてあまり要りません。
ラミューゼのオーガニックシャンプーなんか洗った瞬間はキシキシします。でもトリートメントで少しさらっとします。
でも、これが大事
シャンプーでキシキシ=被膜を脱ぐ。さらっと=被膜を着る。
脱げる被膜であることはとっても大事。
人間なら脱げない服なんでストレスになっちゃいますね!髪も同じ。