どんなひとが
どんなところで
どんな絵をかくの?

「オモニ(母親)」

そのコンセプトで自宅での個展を開いた
「山本 福成」さん(一番左の方)

この方は現在67歳、現役の画家さんです。
現在は個展などは全く開かずに自宅でひたすら絵を描く事に没頭しているみたいです。
個展ではこういった作品が多く見られました。
全てクレヨンと指で描いているそうです


少し雑誌に載ってる言葉をお借りしますが…

ポップアートが60年代の若者の胸をときめかせていた時代に、アートとは一線を画されていて「カウンター・カルチュア」と名付けて文化のカテゴリーに組み入れようとする時代だった。

それが70年代を通過することによって当たり前になっていき、ロックやジャズがアートをやる者にとって不可欠なものになったみたいです。
エルヴィスやポール・アンカなどが活躍していた頃です

その頃を過ぎて80年代当時活躍されていた山本さんは「週刊プレイボーイ」誌の野坂昭如の連載エッセイ「アルファベット」のイラストを描き、同時に無意識のうちにミュージシャンの表情に託して描いたミュージシャンのポートレートのシリーズにも挑んでいたそうです。

山本さんに聞くと、当時に墨と筆で描いたものだそうです。

「ボブ・ディラン」


「ヨーコ・オノ」


「セックス・ピストルズ」


「トーキング・ヘッズ」


「ジェリー・ホール(ミック・ジャガーの恋人)


その後はニューヨークに渡りテンペラによるアクション・ペインティングを製作したそうです。
海岸の石とか壁にペンキや絵の具などを打ちつけたり飛ばしたりして描いたりする技法です。

山本さんは現在こう語ります
「その頃していたアクション・ペインティングで筆や道具などを破壊したり粗末に扱ったせいでその頃から筆を持つ事が出来なくなってしまった。だから今は指で描いてるんだよ」

今の感性や作品などの想い、そういったものが今の若者に伝えていければと山本さんは言っていました。ご自宅に入った瞬間に、この方がここでこのような作品を描いているんだなというのが自然と伝わった気がします。

ご自宅でというのはかなりの勇気がいると思いますが、ありのままを伝えたかったんだなと僕は捉えています。今回の作品もそうですが、その行動力にも感謝したいと思います

神でした。

名古屋栄の癒し系?道産子美容師 神(じん)です。@masakijin1103
はじめましての方は…神将生(じん)はどんな人?