いつだったか、このブログの記事で、最近の出来事として、

プライベートで大きなプロジェクトを進めている、

というような話を、もったいつけて書いたと思う。

 

今回は、そのことについて少し書きたいと思う。

 

本当は、あまり書く気分ではないのだが・・・

特にこの半年、この件に相当の時間と労力をかけたことなので、

一区切りとして記録に残すことにした。

 

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私が骨董や古美術を収集しているのは、このブログを

御覧になっている方であればよくご存知のことと思う。

 

私が収集をはじめて、早いものでもう10年強になる。

(旧yahooブログの廃止に伴い、このamebaブログに引っ越してきたが、

yahooブログの書き始めが2013年。収集開始はそこから1年くらい

遡った2012年である。)

 

中国のド田舎に赴任中に、趣味の一環として始めたのだが、あれから約10年。

その間、東京に帰任し、またインドネシアに赴任し、また東京に戻り・・・

そして今日に至る。

 

その間、ずいぶんと集めたなあ・・・。

 

さて、話は逸れるが、骨董コレクターには、様々なタイプがあると聞く。

例えば、

・実用品を重視するタイプ(女性に多いらしい)

・飾って楽しむタイプ(男女問わず)

・同じ系統の物ばかりを集中してコレクションするタイプ(男性に多いらしい)

・買って満足し、あとは二度と日の目を見ずにしまい込むタイプ(男性に多いらしい)

 

私の場合、どのタイプかというと、

・飾って楽しむ。(しまい込むなら価値がない、と考える派)

・実用品であれば望ましいが、こだわらない。

 時間と手間・技術を惜しまず注ぎ込んで作られたものや、

 その国の歴史文化を色濃く反映された物を好む。

・系統はバラバラ。自分の(何らかの)琴線に触れるかどうか。

などの特徴が当てはまる。

 

さて、こうして集められた古美術品の数々。

今は狭い家の片隅に展示しているだけなのだが、10年も収集すると、

今度は飾る場所にこだわりたくなるのは、自然の流れである。

 

そんな感じで、気になる不動産物件をチェックしはじめてから、

早7-8年になろうか。(~2016年の中国赴任中に、既に不動産サイトを

チェックしはじめていたので。元々不動産好き、という性格もある)

 

最初は冷やかしに近いが、少しずつ購入資金も貯め、

インドネシアから日本に戻ってきた昨年あたりから、

いよいよ本格的に動き出せる態勢になった。

 

不動産物件を色々見ながら、自己資金とも相談し、

・場所(東京、関東近郊、関西、北海道(函館))

・タイプ(マンション・戸建て。古民家風、洋館風、現代建築・・・)

・自宅兼用、または展示専用で自宅は別

などの検討を重ねてきた。

 

資金面からいくと、比較的負担が小さいのは、

・函館西部地区(観光地)。次に

・関西か関東近郊。

 

このうち、函館というのは、ちょっと異色に思えるかもしれないが、

私が高校まで住んでいた思い出の場所で、また今でも帰省で

年に数回帰る場所である。

 

ご存知の通り、函館は観光都市であり、日米和親条約でいち早く開港して以降、

特に旧市街である西部地区には、各国の旧領事館や西洋風の教会、純和風の建物

などが建ち並んでいる。

 

ただ、古い趣のある建物も、住民からその価値を十分に評価されずに、

取り壊されたり、外国人に買われているのは他の地方都市と同様である。

 

この一角に良い物件が出れば良いなあ、と以前から注目してきた。

運よく良い物件に巡り合えれば、自分の古美術品の別荘兼倉庫にできるのではないか。

 

ただ、冷静に考えると、将来、その場所に永住する覚悟もないのであれば、

函館にそのようなスポットを所有したとして、年に何回帰るのだろう。

その間の物件管理もどうするのか?

 

そう考えると、資金面選択肢としては残すものの、優先順位は自然と下がる。

(特に、最近は外国人の注目も集まっており、以前よりも厳しい)

 

また関西はこれまでの人生でほとんど縁が無い土地なので、

興味関心はあるものの、自然と選択肢から外れる。

 

となると、現実的なのは関東近郊か東京。

 

やはり将来の資産価値や住みやすさ、移動の便利さなどを考えると

関東近郊は×。圧倒的に東京、それも都心かその近郊の駅近が

第一優先となる。

 

>この時点で、

圧倒的第一優先:東京

大きく離れた第二優先:函館。

 

ただ、東京の不動産価格は、諸外国よりもかなり安いとはいえ(日本は既に貧乏国なので)、

ご存知の通り日本国内ではぶっちぎりで高い。

 

東京の不動産価格を知れば知るほど、正直、大阪や京都の不動産は、一等地でも

かなり割安だと思えてしまう。(すみません)

 

更に・・・

 

私の場合、目的は単に住むだけではなく(居住用の住居は、実は既にあるので、

今度購入する不動産は、居住兼用か、または展示専用)、古美術品を

展示し、触れて楽しむことができるスペース。

 

となると、単なる戸建てやマンションではなく、できれば古民家や洋館(風)の

ような建物が望ましい。

 

更に・・・

 

現代の生活に慣れてしまった私は、単なるボロ家や、隙間風が吹くような家に

冬、我慢して住むのはとても無理・・・(はっきりいって厚かましい)

 

まとめると、

・東京都心近くの古民家・洋館

・資産価値を重視(駅近必須。再建築不可は対象外)

・居住できるクオリティ(空家ではなく現住、または少し手を加えれば十分に現住可)

・サラリーマンの自分にも、無理せずに手が届く価格帯

が第一優先、となる。

 

そんな都合が良い物件などあるはずもなく、私も大して期待せずに

・夢は夢で終わってしまう可能性が高いな。それもやむなし

的な感じで、長年探してきた。

 

ただ海外赴任中は、冷やかしで眺める程度。東京滞在期間が

比較的本気で探し、内見を繰り返す時期となるので、実質、5-6年くらい。

 

更に言うと、資金面の準備も進み、ある程度の物件まで勝負できるように

なったのは、インドネシアから帰国したこの1年近く、ということになる。

 

そして、今年の5月。何気なく見かけた某不動産屋のサイトで、

あまり期待せずに内見を申し込んだのが、今回の一連の話の始まりとなる。

 

noki

 

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