今日もNokiコレクションから、煙草入れを1つアップしたい。
ぱっと目につくのが、黒漆塗の煙管筒に描かれた蜥蜴!
こういう強烈な個性を放つ煙草入れ、かなり私好みである。
(要はマニアック好みということか)
煙管筒には、蜥蜴が、朱漆で生き生きと描かれている。
一方、煙草入れの材質はクロコダイルだろう。
これも煙管筒の蜥蜴に合わせたのだろうか。
また形も個性的。下のラインを反らせた形の煙草入れは、私は見たことが無い。
前金具も精巧な作り。明治期頃の腕の良い金工師の作だろう。
裏座は梅の花か。手抜きが無い。
この煙草入れ。野趣あふれるテイストでありながら、下卑た所がない。
単に奇をてらったデザインの作品も世の中に数多くあるが、
どこか品のなさ、安っぽさを感じてしまう。
そんな中、これは全体としての統一感、気品をしっかり備えている(と思う)
面白いなあ。
今日はここまでにしたい。
Noki
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