今日もnoki袋物コレクションから、面白い物を一つ紹介したい。
今回は、
この鏡入れである。
この鏡入れをアップで見てみると、
このように、七宝編みで2色の糸を使い細かく編み込まれていることがわかる。
また、
板鎖は、ちょっと変わった幾何学文様の象嵌。
なお、この鏡入れには瓢箪の飾りがついていて、
それがこちら。これも七宝細工である。
瓢箪にはねじ付の口がついており、中には粉状の物を入れられるようになっている。
粉薬などを入れたのだろう、と思われる。
この飾りをつなぐ鎖もオシャレ。注文主のこだわりがうかがえる。
さて、これを開けてみると中は・・・
こんな感じ。この華やかながら、派手にはなりすぎない、落ち着いた雰囲気が良いと思う
中には、鏡が収められている。
この鏡入れの面白いところは、このほかの細々とした小道具もセットになっていたこと。
こんな感じで、中に色々と収められていた。
例えば、
この編み込んだ入れ物に、更にこの黒いケースが収められていて、
中には、
こんな黒文字(爪楊枝)が収められている。
こいつの中身は、
こんな感じ。
さて、これも以前、サントリー美術館に展示歴があり、その時の図録が
これ。この下の方の物が、今回の掲載品である。
さて、今日はここまでにしたい。
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