私、「高校野球までやってましたから」
これを伝家の宝刀のようにマウントを取ってくるお父さんがたまにいます。
高校野球までやっていた。
凄いじゃないですかって尊敬はしています。
ただ、いつも伝えたいのは、
「やっていたから少年に私なら指導ができる」
ってことではありません。
こういう方達の野球の指導って、
「なんでできないんだっ!」
「わかってるのかっ!」
「俺が小さい頃にはできていたっ!」
「俺が言うことを聞くのであーーーるっ!」
って感じの指導が多く
子供が楽しんでやっていない感じがします。
でも、野球をずっと続けられていて良い指導者の方もたくさんいます。
そうじゃない方もこの10年でたくさんみてきたのも事実です。
保護者のチームでは時に、親のポジショニングを気にする方が現れます。
そういう人って、こどものことより自分の立ち位置が気になりすぎて
「私●●やってましたから」って言っちゃうんです。
私からみればそんな自分に自信があるのであれば
「私、高校野球までやってたので監督やりますっ!!」って言ってきてほしいものです。
でも、そういうことを言う方って絶対「私仕事があるので監督はできないけど」とかっておまけ言葉がつくんですよね。
いやいや、私だって会社員で出張も、土日出勤になることだってありますけどっ!!笑
言葉でポジションを作るのではなく、みんなで協力してこども中心の世界を作っていきませんか?
といつも思うのです。
逆の話も然り。
「私、野球やってなかったのでできません」
こちらもよく聞く言葉。
これに関しては私がはっきり言えます。
「できます!」
教材が溢れている世の中覚えれば良いのです。
子供と一緒に。
どちらもそうなんですけど、できない理由を見つけるのではなく、どうやったらできるかを考える事が大切です。
だって、野球を通して子育てしているのに親が言い訳していたらカッコ悪いじゃないですか。
そう思うのです。
書いている筆者だって、小学生から高校生までサッカー、大学生はライフセービング、
大学の途中から野球を始めたんです。
遅すぎることってない。
子供と学童野球を楽しんでほしいです。
子供と接する時には十人十色の信頼関係を大切にしています。
全部同じ色にしようとはしません。
同じ学年でも生まれた月で成長曲線も違いますし、学年が違えば尚更フィジカルにも違いが出ます。
そんな中で同じパフォーマンスは出ないのです。
そして精神的な成長も全く違います。
だからこそ一人一人との信頼関係が大切となります。
理想のチームになっているわけではありませんが、チームとしても成長したいと思っているのです。