一画面作成して社内でデザインチェックしてもらうと、当然色々意見が出ます。

UI班としては、全てに対応しなくて良いと思っています。大事なのは、対応するかの判断。

ポイントはこちら。

 

・その意見はどのくらいの人がそう思うか

多くの人が勘違いや混乱するのであれば対応するべきですが、その人が頭の中で考えすぎての懸念点(UIデザイナーが大丈夫なのではと思うくらい)であれば、対応しなくて良いです。

明確に言葉で"なぜ大丈夫なのか"が説明できれるのが理想。

説明できなさそうな感覚の問題なら(本来ならそれでも理由を説明できた方が良い)、「とりあえずこのデザイン通りに実装してもらって、本当にその懸念点が出るか確認してみたいと思います」でOK。

一番避けたいのは、意見の全てに対応して、結果UIが分かりづらくなること(情報量が多すぎる、操作が複雑になる、やたらと説明ばかりになる、などなど)。

 

・一画面だけの意見ではないか

デザインを見せると、ついついその画面での足りない情報を見て「分かりづらい」という意見が出てしまいます。

一連の流れで考えているのかを冷静に判断する必要があります。

複雑な操作ほど、一つ一つ動作を分けて、情報も絞った方が分かりやすくなります。社内での意見は、その一つ一つだけのデザインを見て、これが足りない、今何をしているか分からないという意見が出ることが多いです。

対処法として、チェックしてもらう時は、一連の画面全部をつなげて見せる(それでも一画面ずつ考えてしまう人がいるので注意が必要)。

 

・他のゲーム参照

「このゲームではこういう表現をしていた」。他のゲームは参考になりますが、実際に同じ表現で行けるのかは冷静に判断することが必要です。

仕様が微妙に違っていたり、自ゲームのUIルールとは違っていたり、ターゲットによってUIの分かりやすさが異なっていたりするので、ほいほい他のゲームを真似ると破綻する気がしています。

 

とりあえずデザイナー以外の意見は参考程度に。一度頭の中で否定してみて、「いや、向こうの方が正しいな」となったら修正するで良い気がしています。

一つ一つの意見に集中して考えず、俯瞰で考えられることが理想ですかね。