会社の近くにある定食屋さんにこんな表記がありました。
「こちらに」「お箸」「お願いいたします」
はい、お箸を入れちゃいますよね。パッと単語を見てお箸ポイです。
通常こういう場所にはユーザーにさせたい行動を書きます。なのでその感覚で見て「はいはい、お箸を入れる場所ね」と勘違いがおきます。
あと「やっちゃダメ」ということだけを伝えるのは基本的に良くありません。
子供の教育でも「〇〇しちゃダメ」「××しないように」というのはよくあるかと思いますが、これが良くありません。
何が良くないか。
相手が行動を、"想像しにくい"んです。
良い方法は、
「道路に飛び出しちゃダメ」ではなく「道路を渡る時は必ず止まって左右確認しましょう」。
「廊下は走っちゃダメ」ではなく「廊下は必ず歩きましょう」。
人はどう行動すれば良いかを言葉にしてあげると想像しやすく、その通りに動くよう脳が命令してくれます。
今回の定食屋では、どう表記すれば良いのか。
結論、分かりません。
何を入れるところなのか結局分かっていないので改修案出せず。お箸以外なら何でも入れて良いのか…。
こんな感じで「しちゃダメ」表記だと混乱します。させたい行動を示す(小さく補足として「しちゃダメ」は良いかと思います)。
UIデザインでも気をつけたいです。