コービーがファンに宛てた手紙の内容は、以下の通りです。
僕たちが初めて出会ったとき、僕はまだ子供だった。
僕を受け入れてくれた人もいれば、そうではなかった人もいたと思う。
でも、皆さんのおかげで、皆さんの前に今立っている選手、そして人間になることができた。
ファンの皆が、怒りを有効に使う自信を僕に与えてくれた。
ファンの皆が疑いの目を持ってくれたからこそ、僕はそれが間違いであると証明しようと決心できた。
僕が恐怖心を力に変えたところを、ファンの皆にも見てもらえた。
拒否反応を示されたおかげで、苦しみに耐える精神力とは何かを教わった。
皆さんの英雄であっても、もしくは悪者であったとしても、全ての感情、情熱、そして僕自身の力をレイカーになるために注いだことを理解してもらいたい。
皆さんが僕にしてくれたことは、僕が皆さんにしたことを遥かに超えている。
僕は、これまでに出場した全試合でパープル&ゴールドを身に纏った。
今日の試合、そして今シーズンの残り試合でも身に纏えることを、光栄に思う。
この街、チーム、ファンの皆さんへの愛情は、生涯消えることはない。
この素晴らしい旅路に感謝している。
コービー・ブライアント
そしてアダム・シルバーNBAコミッショナーもコービーについて声明を発表しました。 声明文は以下の通りです。
「17度のオールスター出場、1度のシーズンMVP受賞、5度のNBA優勝をレイカーズで達成し、オリンピックで2度の金メダル獲得に貢献し、絶えることなく労働倫理を貫いたコービー・ブライアントは、我々の歴史に残る偉大な選手の1人です。ファイナルで優勝を争う、もしくは無人のジムで真夜中にジャンプシュートを打つなど、コービーはバスケットボールに無条件の愛を注いできました」
「私も、世界中に点在する数百万人のコービーファンとともに、彼の傑出したNBAキャリアを祝し、数々のスリリングな瞬間を見せてくれたことに感謝しています」と。
偉大なる選手がまた1人引退していきます。
時間は有限です。
大きな岐路に立たされた時、それまでの生き様、経験、姿勢などが必ずその後のキャリアを支えてくれます。
バスケットボールに無償の愛を捧げてきたコービーだからこそ、たくさんのファンと共に生きてきたコービーだからこそ、いつまでも輝いていれたのではないかと思います。
人生は1回だけです。
コービーのように、真っ直ぐに自分の人生と向かい合い、悔いのない毎日を一生懸命過ごしていかなきゃですね!!
せめてこのブログを読んでくれている方達には、小さくてもいい、少しでもいい、「笑顔」と、「幸せ」を届けていけたらと思います。