こんにちは!
-----------------------
高齢になり足腰が弱って
階段の上り下りを苦痛に感じる方は少なくない
ようです。
予算があれば、
減築やリフォームで、
1階だけで快適に暮らせるように整えられます。
家庭用エレベーターを設置することもできます。
しかし、
そう簡単なことではありませんよね...
となると、
家づくりをするときに、
年を重ねても安全に使える階段にしておいた方が
良さそうです。
では、
具体的にどんな事に気を付けたら良いのでしょう?
◆高さと幅!
建築基準法では、
一般住宅の階段蹴上(1段当たりの高さ)は23cm以下、
踏面(ステップの奥行)は15cm以上と
定められています。
とはいえ、
数字だけ見てもピンと来ませんよね...
そんな時、
試したいのが様々な施設の階段です!
店舗や病院などの階段には、
苦痛なく快適に使えるものもあれば、
「奥行が少ないから足元が不安定だ」
「段差が高くて疲れる」
と感じるものもあります。
人目が気になるかもしれませんが、
快適だと感じた階段は計測しておきましょう。
高齢の方が階段を上り下りするようすも
参考になりますよ!
◆形状!
階段の形状には、
↓
・まっすぐで折り返しの無い『直階段』
・途中でU字型に折り返す『折り返し階段』
・途中でL字型に曲がる『かね折れ階段』
・おしゃれだが荷運びが大変な『らせん階段』
という種類があります。
蹴上と踏面の数値によっては
設置できる形状が限られますが、
自分が使いやすいと感じる形状を確かめて
おきましょう。
◆手すり!
最も安全なのは、
階段の両側に手すりを設ける方法です。
とはいえ、
手すりの分だけ横幅が狭くなるので、
階段の幅によっては
大きな家具の運搬ができなくなるかも
しれません。
階段の幅に余裕がない場合は、
降りる時にあると便利な方に手すりを
付けましょう。
「新築時は片方に、将来的には両側に」
という場合は、
設置予定の場所の下地を
新築時に補強しておきましょう。
みなさん、
アメリカなどの国際共同研究グループによると、
習慣的な階段の上り下りは、
心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性心血管疾患の
リスクを低下させる可能性があるそうです。
1日当たりの昇降回数が多い人ほど
リスクが低いとのことですから、
高齢になっても安心して使える階段に仕上げて、
毎日の健康づくりに役立てたいですね。
ご参考にしていただければ幸いです。
ご家族のために!
それでは次回をお楽しみに♪
-----------------------
みなさんにとって
素敵な日となりますように☆~
坂本正樹
㈱建築工房坂本ホームページより
↓↓↓
じもとち ホームページより
↓↓↓