NHK+を覗いてみたら「プロフェッショナル仕事の流儀」にあのスタミナ苑が出ていたので思わずみてしまいました。
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(番組HP)

 

 

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みなさん、「スタミナ苑」ご存知でしょうか?
焼肉好きな方はもちろんのこと、東京に住んでいる方なら聞いたことはあるのではないかと思いますが、ダチョウ倶楽部・寺門ジモンさん曰く「肉の天竺」と言われる焼肉屋さんです。
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私も東京に住んでいたときに友人と一緒に2回ほど行ったことがあるのですが、ほんと衝撃的でしたね。特にレバーの美味しさが。この放送でも出てきますけど、お皿をひっくり返しても皿にくっついて落ちないレバーで、めちゃ美味いわけです。ㅤ
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また、どんな有名人だろうが国会議員だろうが予約は取らないというポリシーで、「早めに行って並ばないと入れない」というお店でございます。私も友人たちと一緒に店の前に何時間か並んだ思い出が甦りました 笑
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そんなある意味「伝説的な」焼肉店なのですが、ここの店主、豊島雅信さんが今回プロフェッショナル仕事の流儀で取り上げられていたわけです。
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ここから番組をみた感想の話に入っていきますが、豊島さんは焼肉という分野で才能を開花された方です。だからこそ伝説的な店となり、番組にも取り上げられているのですが、焼肉の中でも特にどの分野で才能が開花されたかというと「ホルモン」なんですね。なので、この番組では「ホルモンの神様」という表現が使われています。
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「ホルモン」というのは内臓のことで、以前は「食べられるものではない」という意味で「放るもん(捨てるもの)」ということで「ホルモン」と呼ばれているのはご存知の方も多いのではないかと思います。
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では豊島さんがその「ホルモン」の世界でなぜ「神様」と呼ばれる存在になったのか。
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ここから「才能心理学」の考え方に基づいて才能開花のメカニズムを解説していくのですが、才能心理学では才能を開花するパターンとして、「あった人」「なかった人」という2パターンに分類しています。
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どういうことか簡単に説明しますと、「あった人」というのはポジティブな出来事から感じたこと・思ったことを「もっと多くの人と分かち合いたい」と思って才能を開花させる人で、「なかった人」というのはネガティブな出来事から感じたこと・思ったことをベースに「この状況を変えてやる」と思って才能を開花させる人です。
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偉人の例でいうと、「あった人」というのはぱっと思いつくところではクリスチャン・ディオール、ザッポス創業者のトニー・シェイ、ZOZO創業者の前澤さんなどで、「なかった人」はスティーブ・ジョブズ、ココ・シャネル、ハワード・シュルツ、松下幸之助さんなどが挙げられます。
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そして今回の豊島さんはどうかというと、完全に「なかった人」の才能開花パターンであることが番組の中で紹介されていました。
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豊島さんは子供の頃、誤って機械の中に右手をつっこんでしまい、右手の指を失ってしまいます。そこからはすごくしんどい子供時代となったようで、特に中学校でのフォークダンスとかで気持ち悪がられたり、本当にしんどかったと仰っていました。学校生活もそんなしんどい状況だったので、中学を卒業したら働くことを決めて働きに出るのですが、そこでも右手の指がないことで不遇の扱いを受けたりします。
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若いころに社会からそのような扱いを受けたときの豊島さんの心境、はかりしれないものがありますが、「自分は必要のない人間だ」と思うようになり、しばらくはやさぐれた時期があったそうです。
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そして結局実家の精肉業の傍らで営んでいた焼肉店で働くようになったのですが、肉の仕入れで食肉市場に行ったとき、豊島さんの人生を変える出会いが起こりました。
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カルビやロースなどが次々に引き取られるその脇で、売れ残って大量に置かれていた「ホルモン」との出会いですね。
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この売れ残ったホルモンをみて、どこか自分と重なったそうです。
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「自分の人生も放られたもんだから、ホルモンみたいなもんだ」
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そして豊島さんはホルモンを買い取り、売るための工夫を重ねます。
雑味や臭いを取るための洗い方、舌触りを良くするための刃先の入れ方などの工夫を重ねながら、1日15時間左手一本で仕込みを行い、包丁を押さえ続けた指からは指紋が消えたそうです。また、偏った重心を支え続けた足は血流が滞り、思うように動かすことができなくなったそうです。
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それですぐに売れるようになったわけではなく、売れない日々も続きましたが、もう諦めたくはないという気持ちで試行錯誤を続けます。そして数年後、地元ではみかけない客がポツリポツリと増え始め、今の「行列店」へと発展していきました。
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才能心理学では、「才能」をこのように定義しています。
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心を突き動かす感情を 行動に移した結果 生み出された能力
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片方の指を失って「社会から放られたようなもん」という自分と、食肉市場で片隅にほうられていた「ホルモン」を重ね合わせ、「弱さも磨けば、価値ある個性になるはずだ」という思いで、「ホルモンの神様」とまで言われるようになった豊島さんの生き様は、まさに「心を突き動かす感情を 行動に移した結果 才能を開花した人」と言えるのではないかと思います。
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そんなことを想いながらこの番組を視ていたのですが、この豊島さんのように「なかった人」の才能開花のパターンは、ものすごい「価値創造」を生み出すわけですけれども、その分、自分自身を摩耗させる感じでもあるんですよね。番組でも取り上げられていましたけれども、体はもうボロボロなんです。でも、豊島さんはこれが自分の使命だと思っているので辞めない。辞めたら生きる意味がなくなるとさえ思っているのでは?と、そんな鬼気迫るものを感じました。
鬼滅の刃の煉獄さんじゃないですけど、自らを焼き尽くさんばかりの「命を燃やせ」状態といいますか。
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だからですね、本当にすごすぎて尊敬の念でしかないのですが、多くの人がそれを目指せる生き方かというとそうでもなく、ある意味、選ばれた人の生き方なのかなとも感じました。
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番組の最後に豊島さんは、指がなくなった右手に対して、「昔は憎かったけど、今は感謝している。右手がこうなったからこそ、この焼肉道を極められたのだから」とそんなことを仰っていました。
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これは田坂さんの「我々の人生は、大いなるなにかに導かれている」の論にたつならば、右手の指を失うというハード・シングズも「焼肉道」を極めるための天からの導きである、という話になります。
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ですが、普通の人にとっては、これはとてもしんどいですよね。
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「あった人」の才能開花パターンは誰でも実現可能だと私は信じており、ライフシフト塾でもその方針でサポートを行っているのですが、今回の豊島さんのようにハード・シングズを伴う「なかった人」の才能開花パターンは、天から選ばれた人のパターンだなと改めて感じましたので、そのような方々にはいっそう尊敬の念を持って接していきたいと思いました。
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ということで、「スタミナ苑」にまだ行ったことのない方はぜひ一度行ってみてほしいなと思いますし、ホルモンをいただく際には豊島さんの才能開花ストーリーを思い出しつつ、味わっていただければと思います。
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今日も読んでいただきありがとうございます。​
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