079. COLT ARMY SPECIAL EARLY TYPE (Vol.7)
1908年ニューアーミーに代わって登場したのがこのアーミー・スペシャルでのちの傑作機パイソンにつながる元祖的なモデルでフレームの大きさや基本的なメカニズムはもうこの段階で完成されていたと言って間違いないと思います。
このモデルの発展形がオフィシャル・ポリスであり、オフィサーズ・モデルであり、キャンプペリーであり、カーリア・モデルであり、エージェント・モデルであり、初期のトルーパーであり、パイソンに至るわけです。
そんな僕の大好きなアーミー・スペシャルなのですが、残念ながらメジャーなモデルガンメーカーは発売してくれませんでした。旭工房さんがパイソンをカスタムして販売してくれていたのですが、今となってはまずお目にかかれない幻の逸品になってしまっています。
画像のモデルはクラウンさんのプラモデルのパイソンを自作でカスタムしたもので以前に登場したM1892などがわりと最近のカスタムだったのに比べてかなり初期に造ったものなので、見直すとバランス的に気になる箇所もかなりあるのですが・・・・
パイソンからの変更箇所で一番違うのはフレームの上部でここは確かローマンからの移植だった気がします。ただ前に登場したM1892の時のS.A.A.からの移植ほどは上手くいってなくてシリンダーの上の厚みがありすぎの感じがします。
クラウンさんのフレームはプラスティックなのでハンマーもきちんと貫通タイプにできました。
フロント・サイトはランプ付きの半月タイプ。
フレーム上面のブラスト処理は削りこみで表現。リアサイトの後ろのフレームラインが鋭角になりすぎたのでサイト後端の凹みの下部分が平らになってしまっています。
ポリス・ポジティブの初期タイプによく似ていますが、サイズは一回り大きく若干裾広がりです。
この時代のグリップは樹脂製でも美しいですね~~☆
グリップフレーム後ろはセレーションなしに変更サイズもグリップに合わせて少しだけ修正してあります。
トリガーの前面もセレーション無しです。
シリンダー・ロッドはチェッカリングのシングルタイプ。ここはわりに良くできました^^;。
ただバレルの付け根の表現はやっぱりへた(汗)
CMCさんの6インチ・リボルバー用ホルスター。リアサイト用らしきせり上がりが見られるのでS&WのM19あたり用かな・・・
専用のペーパー・ボックス。
例によって古い画像からのコピーで内側を再現。
箱のサイドはちょっとモダンにしすぎた感じ。
以上アーミー・スペシャルの初期型でした。
次回はおなじアーミー・スペシャルの中期型です。