039. CLOVERLEAF HOUSE PISTOL (Vol.2) 

 

 

        

 

クローバーリーフ・ハウス・リボルバーはC.B.リチャードによるデザインの1871年のパテントです。名前はシリンダーの独特な断面形からきています。生産は1871年から76年、初期はブロンズ製のフレームに4連発の.41ショート・リムファイアーを組み合わせ、バレルは1.5と3インチの2種類があったようです。後期モデルはフレームがニッケル仕上げになり、最終的にはシリンダーも円筒形に変更され5連発エジェクター・ロッドなしになっています。

 

 

 

 

モデルガンは自作の完全フル・スクラッチで4連発の最終型を再現してみました。モデルアップした実銃は下の画像のもの。

 

 

     

 

 

        そしてこちらが僕の造った現物です。

 

      

     

 

 トリガーとハンマーの連動は再現できませんでしたが、各部はそれぞれ可動。シリンダーも取り外せる仕様にしてあります。

 

 

 

       

 

ハンマー・ノーズの形状とシリンダー後部のフレームの形状はこの実銃画像を参考にしました。

 

 

        

 

            なんとなく雰囲気は出てるとは思うのですが・・・?

 

 

            

 フレームとグリップの合わせ面の形状が曲線的なので木製グリップは苦労しました^^;。

 

 

          

 

         接続面のフレーム側の処理が汚いですね~~^^;

 

 

      

 

 フロント・サイトは毎度おなじみの着色処理。シリンダー軸をバレルに止める器具は実銃は貫通タイプの穴があけられているのですが、芯棒の先端の器具をねじ式にできなかったので右側面を解放したコの字型に変更してあります。

 

 

       

 

通常分解したところ。シリンダーの断面が四つ葉のクローバーそっくりなのが確認できますね。

 

 

 

      

 

 木製ケースは上の画像の下に見えている実銃のタイプを再現しました。奥行きはもともとのままですが、幅が少し長かったのでカットしました。

 

 

           

 

以前から木製ケースを造るときに気になっていた錠前を今回やっと再現することができました。たぶんこのタイプの金属部品も単体で販売しているはずなのですが、いくら探してもオークションにも通常販売ショップにもでてきません。半ばあきらめかけていたのですが発想を転換して鍵付きのケースを購入して当該部品のみを分解取り出して付け替える方法をやってみました。

 

 

      

 

こちらがもともと鍵が付いていたオルゴール。下の部分は小さな釘を抜き取ることで簡単に外せましたが、上蓋についてた突起部品は埋め込まれていたので周りをドリルで削る形で抽出しました。取り出した金具にあわせて木製ケースに穴をあけて合体させました。

 

 

 

      

 

         次回登場予定の7ショット・ピストルとの大きさの比較。

 

 

 

 

      

 

     仕上げは7ショット・ピストルの方がきれいにできてるかな~~

 

 

 

       

 

 

 

 

         以上クローバー・リーフ・ハウス・ピストルでした。

 

 

 

 

 

 

 

         次回は今回ゲストで登場した7ショット・ピストルです。