160. COLT TARGETSMAN (Vol.3)
ウッズマンの系列最後は1959年登場のターゲッツマンです。本機はマッチターゲットのエコノミー・モデルで初心者への普及をねらったモデルといえるでしょう。ターゲッツマンのグリップはフィンガーレストの盛り上がり付のウォールナットで、前回登場のハンツマンやチャレンジャーが通常タイプではプラスチック製のグリップだったのに比べて一段高級な仕上げとなっています。リアサイトもウッズマン等に比べればやや簡易型ではありますが上下左右のエレベーションが可能なタイプに変更されています。
実は今回上げるターゲッツ・マンは2回目の製作品になります。一度はマルイさんのエアソフトガンを土台に無可動版を作ってブログもそれで上げるつもりでいたのですが最終的にページがほとんどできて前作のハンツマンと並べて画像を撮った段階である大きなミスに気が付いてしまったのです。実はマルイさんのウッズマンってスライドの後ろ端が2mmぐらい実銃より長いんですよね~~指かけのセレーションも1本多いし・・・うわあ~~やっちまったというわけで作り直したのが今回のクラウンさんのプラモデル版改になります。まあおかげで発火こそできませんがフル可動のハンツマンが出来ました。
ちなみにこちらが最初に造ったマルイさん版。後ろの実銃画像と比べると明らかにスライドが長すぎるよね~~マルイさんのモデルは新型のウッズマンだったからトリガー周りとか苦労して作ったのに(泣)
ウッズマンの旧型とこのターゲッツマンの外見上の違いはリアサイトとフロントサイトだけぐらいなのでリアサイトの製作が今回のメインとなりました。ところがそのリアサイトの実銃画像がほとんど横からのものしかなく下の画像ぐらいが一番アップのもので上からの画像は全く見つかりませんでした。仕方がないのであとは空想でアレンジしてそれらしく作ってみました。
やっぱり実銃はエッジが効いてて美しいなあ。旧型のトリガー・ガードや刻印にも注意。
想像ででっち上げたリアサイト。ここまでアップにすると粗が目立ちますね。
フレームの上面はセレーションが入っていましたがターゲッツマンはハンツマン同様セレーションなしのマット仕上げなので埋め戻しました。
しっかり.22LRのダミーカートも装填できます。
メインスプリング・ハウジングとグリップフレームの前面にはセレーションが入っていましたがハンツマンはセレーション無しなので埋めました。
かなりきれいなCAWさんの木グリ。チェッカリングの周りの溝が純正より細い気がしたのでリューターを使って少し深くしてみました。
グリップ右側にはマグキャッチ用の半月形の切り欠きがあるので、こちらは木片の削りカスを埋め込んで表面をならしたあと茶系のマジックなどで着色しました。気にしてみれば埋めた痕がわかりますが、たぶん言わなければわからないレベルだと思います。
スライドの刻印はクラインさんのまま。
チャンバー部の刻印はマルイさんのものを移植(不思議なことにマルイさんのウッズマンはここにターゲッツマンの刻印が入っています)。刻印が消えないように気を使いながら本体に継ぎ合わせました。
実は土台につかったウッズマンはオークションで見つけたとき東京マルイ製エアガンとなっていたのですが、現物はご覧のとおりクラウンさんのプラモデル・ガン。まあカスタムに使うにはこちらの方がやりやすいので結果オーライですが・・・
ハンツマンには専用の木製ケースをつくったので、こちらはペーパーボックス。サイドのシールは実銃の画像から拝借。
ウッズマン・シリーズもすべて紹介し終えたので、シリーズの中から自作の4種を並べて記念写真を(笑)。左から.22オートマチック・ターゲット、マッチ・ターゲット・ウッズマン、ハンツマン、ターゲッツ・マンです。みんなここ2年ぐらいの間に造ったものですが、それぞれの製作過程が思い出されてちょっと懐かしい気持ちになりました。ちなみにこちらの画像は22オートマチック・ターゲット・ピストルを改造する前のものなのでダイヤ柄の木グリはついていない旧作になります。
クラウンさんのウッズマンは旧型なのでトリガー周りはほぼそのまま、形もハンツマンよりリアルです。
以上ターゲッツマンでした。
次回はコルトno1ナショナルデリンジャーです。