155. COLT SPORTSMAN TARGET MODEL (Vol.4)
今回紹介するスポーツマン・ターゲット・モデルは初期型ウッズマンの発展形で試作品のみ製造された非常に珍しい機種になります。カスタムを造るためにネットで画像検索をしたのですがまったくヒットしなかったのでおそらく下の画像のもの一つのみが存在するのだと思います。
10インチのバレルに外付けのリアサイト、デチャッタブル仕様のストックなどかなり目をひくモデルだと思うので量産されなかったのが残念ですね。
ストックを外した画像。今回資料はこれだけだったので、細かいディテールがはっきりわかりません。ですのでかなり自己流のアレンジで造っていますのでそのあたりはご容赦お願いいたします。
カスタムのベースは前に登場した22オートマチック・ターゲットなので本体部分に関してはほぼそのままです。バレルを付け替えてリアサイトも少し形状修正。その後に外付けサイトとストックをつくりました。本当は新たに全部造りたかったのですがベースになるプラモデルガンのウッズマンがなかなか手に入らないので前作を修正する形で進めました。
実物大に拡大した画像に合わせて造った木製ストック。銃本体に接触している部分の厚みは間違いなく2cmだと思うのですが、もしかしたら後ろに行くにしたがって少し厚みが増している可能性もありますね。僕は厚さ2cmの無垢板からカットして造りましたが。
ストック右側。表面は水性のゴールデンオークで染めてみました。
コルト純正の初期型ウッズマン用のグリップ。実は22オートマチック・ターゲットのものとは別物で新たに同型を手に入れました。
純正はやっぱり美しい。
外付けサイト右側面。この部品はかなり苦労しました。
別アングルから見た外付けサイトとストックの取り付け部。
ストックの取り付け板金具は、実はプラスチック製。かなり薄いので取り扱い注意です^^;。
取り付け用のリベットは画像で見るともう少し大きいのですがちょうどいいサイズが売っていなかったので7mm径のもので代用。実物は両側のリベットが真ん中で接合されているのでしょうがこのリベット足も短いので受け金具をストックに埋め込む形で対処しました。
フロントサイトは22オートマチック・ターゲットのものをそのまま移植。
自作の木製ケース。
ケースに同梱したバレル清掃用のブラシは排水パイプ用のものを加工してでっち上げました。
以上スポーツマン・ターゲット・モデルでした。
次回はマッチターゲット・ウッズマンです。