153.COLT .22 AUTOMATIC TARGET PISTOL (Vol.6)

 

                 

 

 

                   

 

 コルト・オート・ピストルの中でもその優雅なスタイルが人気の.22LRウッズマン・モデル・シリーズで、1915年から1976年までに650,000丁が生産されブリンカーからシリアスなシューター用までバラエティに富んだモデルが発表されました。ウッズマンの基本設計はジョン・ブローニングですが、最終的にはジョージ・H・タンスレイ、フランシス・C・チャドウィックのアイデア、デザインが加わって完成されました。

 

 最初期のモデルは今回紹介するコルト.22オートマチック・ターゲット・ピストルの名称で発表された機種でTHE WOODSMANの名前が使われたのは1927年3月以降のことのようです。

 

 

何回か前のブログで当モデルを発表した時には現物は手元になく初期型の木グリだけを追加で紹介させていただいたのですが、今回ようやく本体の方も新たに制作しましたので同じモデルのダブりになりますが発表させていただきます。

 

 

 

      今回のベースもエアソフト・ガンで基本無可動になります。

      

      

 

 

 ウッズマンからの修正箇所はたくさんあるのですが、まずグリップフレームの形状がだいぶ違いますね。後期のウッズマンはスライドのラインとグリップ下面のラインが平行なのに対して初期の22ターゲット及びウッズマン1stモデルは下面が斜めにカットされています。画像のグリップはコルトの純正初期型でスクリュー周りにダイヤ柄が入った非常に珍しいタイプになります。オークションで実銃のグリップを探す作業をずっと続けていますが、こちらを見つけたのは今回が初めてです。

 

 

     

           木グリ右側面。

 

    

スライドの形状修正やセレーションの変更マグキャッチのグリップ底部への移動などは前回のカスタムとまったく同じです。

 

 

  

 

 

        

        

 

  フロント・サイトは挟み込みタイプ。2本のピンは実は楊枝です(ここも前作と一緒^^;。

 

            

 

        

 

やや仕上げが粗いですが形状的には前作よりリアルになった最初期のトリガー。

トリガーガードを含め凸凹が激しいので、この辺りは時間をつくって修正を・・・・

 

 

       

 

前作のために造ったケースに収まるようにバレルの長さを調整したつもりでしたが、5mmほど短くなってしまいました。

 

       

 

この頃の標準はペーパー・ボックスだとは思いますが、あえて木製ケースに・・・・

型抜きをして周りを1.5cm幅の別珍で囲い込み、中に底じきで別珍を敷くやり方です。

 

 

        

 

 

               木目調の化粧板がきれいです。

 

       

 

 

       古い販促物?と一緒に。グリップのダイヤ柄がわかると思います。

 

 

         

 

 

 

                      以上22オートマチック・ターゲット・ピストルでした。

 

 

 

 

 

 

              次回はウッズマンの1stモデルです。