128.COLT M1911A1 MkIII PRE'70 MODEL (Vol.3)

 

 

                  

 

  COLT MkIII PRE'70はその名称の示す通り1960年代後期に生産されたGMのモデルです、コルト社はSERIES’70の発表を前に同モデルで盛り込む予定のいくつかの機能を試す目的でMkIIIの内部に組み込んだこのパイロット・モデルを発表しました。刻印やスライドのセレーションなど旧モデルの特徴を残しつつSERIES'70の先進性も匂わせる高級感のある仕上げで通好みのモデルになっています。

 

 

 モデルガンとしてはミリタリー・モデルやシリーズ’70などの陰になり当初は大手メーカーからは販売されなかった機種でしたが、昨今の高級志向やマニアック志向に後押しされた形でエランさんやWAさんが発売してくれています。MGCさんもカスタム・シリーズのひとつとして販売していたと記憶しています。

 

 

 今回紹介の機種はエジプトさんと旭工房さんのコラボとして販売されたモデルで、見事な再現性で傑作機の一つだと思います。ただ元モデルがMGCさんのGM5なので気になる箇所もいくつか存在していたので購入後いつものように可能なかぎり手を加えてみました。

 

 

      

 

 深く正確な刻印はおそらく旭工房さんのお仕事でしょう。今回はブルーイングももちろん旭工房さんが施したもので写真では伝わりにくいですが、深みのあるブルーがとても印象的です。

 

 

       

 

 スライド右側面の刻印もきれいなのですが、特筆すべきはフレーム右のシリアル・ナンバーの後ろのーCの刻印です。モデルアップした機種を正確に再現してくれているのがよくわかります。残念ながらその横のスライド・ストップの軸はGM5のままなので情緒のない大ぶりな状態ですね(これを細軸に直すとなると内部機構からブルーイングのやり直しまでの大事になるので断念しました)、そのかわりマグキャッチは大きなスクリューのリアルなものに変えました(東京マルイさんのもの)内部のでっぱりがトリガーを干渉して上手く作動しなかったので形状修正しました。

 

 

 

      

 

             グリップはコルト純正の樹脂製に交換。

 

       

 

 

       

 

 右が元々付いていた金属製のグリップ。重量アップには効果的ですがいかんせん渋みがまったく感じられませんね^^;。

 

 

 

       

 

 スライドストップは磨き上げて再ブルー。サムセイフティはWAさんのものに交換しました。

ハンマーは全体を磨き上げたのちにブルーイングをしてサイドをもう一度磨き上げてあります。

 

 

       

 

            今回登場のグリップはイーストAさんのGM用。

 

 

              

 

 今のところこのコルト純正プラ・ケースに入れてありますが、このケース横にはM1991コマンダーのラべルが貼ってあるので、いつかそちらを購入したら入れ替えてあげようと思います。

 

       

 

      かなり大きめなケースなので50個入りのカート・ボックスもすっぽり。

 

 

 

       

 

 

                以上MkIII PRE’70でした。

 

 

 

 

 

 

              次回は同じGMのMkIV SERIES’70です。