156. COLT DOUBLE EAGLE OFFICER'S ACP.45

 

                 

 

1990年末4つの新製品がコルト社から登場しました。そのうちの一つが今回登場のダブルイーグル・オフィサーズACPです。初代のオフィサーズACPがバレルとグリップを短縮させたGMだったのに対し、今回のものはバレルのみの短縮化でグリップはそのまま(おそらく弾数減にたいするユーザーの拒否反応があったのでしょう)。フルサイズ・モデルは10mm弾のものも販売されていますがこちらは.45のみでの販売のようです。ボディはステンレスのみ。

 

 

もちろんこちらもモデルガンは当然ながらガスガンでの販売もありませんでしたので、前作同様マルイさんのエアソフト・ガンのダブルイーグルからの改作になります。

 

 

 

       

 

バレルはMGCさんのオフィサーズからの流用。バレルの長さにあわせてスライドも短縮、そのセットに合わせるかたちでフレームも短縮しました。スライドの短縮は刻印の関係で左右別位置でカットしつなぎ合わせました。こちらの左面は刻印の後ろ1cmぐらいの位置(スライドストップの丸い切り欠きの後端)から1cm幅をカット。

 

 

      

 

スライド右面は刻印の後端からエジェクション・ポートの後端から1cm幅でカットし接合後エジェクション・ポートの形状を修正、最後にバレルに合わせてスライド先端をカット、MGCのバレル・ブッシングにあわせて左右接着前にブッシングの突起がかみ合うように内部を形状修正します。スライド・スプリング・ハウジングもきちんと納まるように内側をけずっておきます。

 

実際のオフィサーズ1stモデルはエジェクション・ポートのすぐ下にCOLT DOUBLE ACTIONその下にーOFFICER’S ACP-と入っていますが、そこまでの修正の技術はないので刻印位置と内容には目をつむることにしました。

 

 

 

        

 

前作はプラ板から作ったファイアリング・ピン・ブロックですが今回はMGCの物を流用しました。なので実銃のそれとはことなり上部がほぼ半円形になっています。ファイアリング・ピンはMGCのものではなくプラ棒から作成、スライド内部の部品はすべて取り去ったので、あらたにFピン収納用の箱を工作してはめ込みました。

 

 

      

 

前作もバレルとスライド、そしてフレームとスライド・ストップの位地関係や動きの調整に苦労しましたが今回はそれより短い分より繊細になり非常に難儀しました。フロント・サイトとリアサイトは前作同様マットブラックの塗装仕上げです。

 

 

       

 

僕の持っているコルト本によるとこのオフィサーズには独立したブッシングはないとなっているのですがブッシング部をスライドと一体化してしまうとうまくバレルがはいってくれないので、通常のオフィサーズ同様別部品にするという選択を選びました。ただ実銃の前からの画像が見つかればスプリング・ハウジングの真ん中の溝の有無は確かめて、もしないのなら直したいと考えています。

 

 

        

 

前作のダブルイーグルは2ndモデルだったので、こちらは1stタイプにしてみました。トリガー・ガード後端のフレームの形状に注意。

 

 

        

 

          以上ダブルイーグルのオフィサーズACP.45でした。

 

 

 

 

 

 

以上で5巡目の紹介は全部終了です。次回からまた新作など追加しつつ6巡目に入らせていただきます。