042. COLT AUTOMATIC CALIBER 25

 

                   

         

 1950年代にスペインのアストラ社によってジュニア・コルトの名称でコルト向けに製造販売されたモデルは1968年ガンコントロールにひっかかり輸入禁止になりました。1970年になって再びコルト 25オートの名でアストラ社からの輸入が再開されましたが、それも1974年までの短い期間で終止符を打つ結果になったようです。というような説明がコルト専門誌にのっているので、果たしてこのモデルがコルトの製作なのかは?が残るところです。ただコルト 25オートの名前になってからのモデルはコルトのメダリオン入りのチェッカリングタイプの木製グリップが標準装備なので、おそらくは正式なライセンスものだったのでしょう。

 

 モデルガンはマルシン製かなり正確なフォルムでかわいい外観がなかなか人気の機種だと思います。もともとは木製グリップに似せた樹脂製のチェッカリング・グリップが付属されていましたが、今回まだ純正が手に入っていないのでとりあえずの形で自作の木グリを造ってみました。元のグリップをトレースしてそのまま造ったつもりなのですが、なぜかスライドとの間に若干の隙間ができてしまいました。使った木片も安物だったので木目とか全然ないです^^;。

 

          

  ブッシング無しのストレートブローバックタイプのバレル。たしかメッキタイプもあった気がするので、もしヤフオクで出てきたら変えますが、今のところはシルバー塗装です。

 

          

          

 ジュニアコルトの実銃の画像をよく見るとスライドは全面磨き上げ、フレームはサイドのみ磨きに見えますし、コルト25オートの方はスライドはやはり磨き上げなのですが、フレームはブルーフィニッシュのままのような感じを受けます。スライドは問題なく全部磨き上げたのですがフレームは一応サイドのみの磨きにしてみました。あまり参考になる画像がないのでとりあえず好みでこんな感じに・・・。トリガーの後ろにMFG MARUSHINの刻印が入れられていますが

25オートはここには何もなしみたいで、ジュニア・コルト時代にここに何かしらのアドレスらしき刻印が入れられていました。

 

 

         

 今は同じポケットピストルのM1908と一緒に入れてあります。ただこれも時代的にかなり疑問がのこるセットになるので、M1903を購入する予定がありますので、そちらが手に入ったらM1908の方はそれと一緒の専用ケースを造ってあげたいと考えています。そうなるとこの子ひとりになっちゃうね~~何か良い相棒はいないかなあ。

 

 

         

 左から今回の25オート、真ん中がGM.380,一番右がM1911です。こうやって並べてみると大きさの違いがよくわかりますね。いかに小口径の25ACPとは言えこれだけ小さいと実銃の場合激発の反動はかなりあるのではと想像できます。

 

 

 では明日は同じポケットオートのM1908アップしましょう。コルトの純正樹脂グリップを落札予定なので、それを加工装着後にとも考えたのですが、とりあえず現状のままアップして、交換後に再度アップすることにします。