009.COLT DERINGER NUMBER 3 (専用ケース制作編)

 

 

         

 

 

 だいぶ前から造る造ると宣言していて、ようやく本当に作成にこぎつけたデリンギャーNo.3の専用ケースです。当初はいつものように木製ケースにしようと手ごろな木箱を探して紆余曲折の末ちょうどいい箱を落札し、いざ制作の一歩手前までいって例のコルト専門ムックの中で下の写真を見つけてしまったのです。

 

        

 これは同じデリンジャーのNo.4の2丁セットなのですが・・・ケースの四隅がアール状に・・しかも明らかに木製ではなく薄い。もしかして缶?(でもよーく見ると紙製かも・・・)というわけで、もし大きさが合う缶ケースがあればこれいけるかも・・・と思いつきました。

 

       

 ほんなわけで見つけ出したのが画像左下の〇ッキーのクッキー缶、欲を言えばもう少し大きいと上の画像の雰囲気にぴったりなのですがモデルガンの箱とはほぼ同サイズなので中身の入れ替えなどはしやすそうなのでこれに決定!!ちなみに右側が今回落札した木箱、これも外観を塗り替えなどすれば何かに使えそうなので大事に取っておきます。

 

       

       まずは外側を全部塗り替え。キャロムのチタニウム・シルバーです。

 

       

           COLTのロゴの吹き付け・・・若干ぼけとる^^;

 

      

        左サイドには実銃ケースによくある説明文っぽいラベル。

 

      

              底には滑り止めシートを張りました。

 

 さて中の作成なのですがまずは内寸に合わせた型紙を造ります。これが蓋を含めたパーツ全部の基本になります。

      

 

       

 蓋の内側用1枚、本体ベース用2枚の段ボール、そしてモデルガンの内材で入っていた段ボール4枚を型紙に合わせてカッティング。

 

       

 布張りはまず始めにつなぎ部分から。サイド部分のみ折り返した深みのある赤い別珍を両面テープで貼りつけ(蓋の開け閉めに影響しないか注意が必要です)。

 

 内部パーツを全部組み込んですべてをくるむ形で布張り。蓋は簡単ですが本体はくぼみがあるのでまず一番底の部分に布を貼り付けてからあまりの生地をうまくしわ寄せさせつつ最後に一番外側を2cm残してカット、それを細いマイナスドライバーで押し込んでいきます。どうしてもこの作業で段ボールはへこんでしまうので押し込み終了後に引き上げ作業を行います。

 

          

 生地の厚みと銃本体の厚みのため蓋が若干締まりにくくなってしまいましたが、そのあたりは追々修正していくつもりです。

 

         

 2丁用専用ケースということで、前回紹介したHWS製のHW素材のNo.3と一緒に収まっているのは金属製無可動タイプのNo.3です。こちらもヤフオクで落としたものですが、あとでアドベン製の同作品をみたらバレル部分だけは動くようになっていたので、もしかしたらアドベン製ではないのかもしれません。(ちなみにこれは全くどこも動きません)

 

        

 右側面はこんな感じ。無可動金属モデルの多くが仕上げ前の粗削り状態で、こちらのモデルも相当ザリザリな感じでした。頑張ってここまで磨き上げましたが、根気のある方ならもう少しきれいにできると思います(せめてハンマーの形状だけはいつか修正したいなあ~~)