028. COLT TROOPER MkⅢ357 4inch

                  

 すいません。昨日のブログでは本日からオートにするかもみたいな書き込みをしていたのですが、諸々の事情によりまして(笑)もう少しダブルアクション・リボルバーを続けたいと思います。

 

 本日のピックアップは昨日のローマンのバージョンアップ版トルーパーのMkⅢ357です。

MkⅢの名前でわかるようにその前身には38スペシャル弾使用のトルーパー、357弾使用のトルーパー357というモデルが存在するのですが、その2機種はいずれもオフィシャル・ポリスやアーミースペシャルと同じコルトIフレームにターゲット仕様のサイトを装備したもので、のちの名作コルト・パイソンへとつながる系譜なのです。

 

 こちらのトルーパーMkⅢ357は名前こそ一緒ですが中身は完全に別物、現実にはコルト・ローマンのターゲットモデルといえるでしょう。

 

 話はさてモデルガンにもどりますが、こちらのベースはMGC。前回のローマンが両方ともコクサイだったので、なんとなくトルーパーは4インチも6インチもMGCをチョイスしてしまいました。

・・・・なのですが、MGCのトルーパー(ローマンも)には非常に気になる箇所が存在していてそこをできるだけ実銃に近づける作業が今回のメイン作業になりました。

        

          

        

 サイドプレートの一番ヨークよりの部分、上からMGC,コクサイ、実銃です。コクサイはほぼリアルなのに比べてMGCはまったく違う形状をしています。強度のないABS製のモデルガンでほとんど2mm程度しかスクリュウーにかからない形状を選択するのは無理だったのかもしれません。

 

 もともと僕は否発火主義ですのでそのへんの強度は無視してスクリューの位置は変えずにできるだけ実銃に近づけてみました。

        

             いかがでしょう?まあそれらしくはなったかな・・・

 

グリップはもちろんCOLTの純正、もっとも古いタイプではありませんが下部分がスクエア上になったいわゆるセカンドモデルだと思われます。これもかなりきれいな状態ですが本当はもう一つ前の上部のえぐれが絶妙なカーブをえがくタイプが一番すきなのですが・・・

         

 この美しいグリップの内側を見るも無残にえぐってしまった私をどうぞおゆるしください。

 

        

                      底はこんな感じ。

 

 

 後ろもれいによって延長。MGCのこのシリーズはラウンドとスクエアの両タイプに適応できるように画像のようなカッティングがなされています。ですので純正グリップをつけるとなるとバックストラップ部分を大幅に延長する形になります。ここはプラバンの継ぎ足しではなくフレームのみのパーツのセレーション上部を切り取って継ぎ足してあります。

 

        

 例によって古い画材ケースを使って2丁セットタイプを・今回は銃の型抜きではなく中心部分の柱を入れバレルの形に合わせたアールを造り、蓋側に付けた柱で抑える方式を試してみました。

       

 なかなかきれいなケースでしょ。そうそう画材箱を銃器ケースに作り替えるときのちょっとした裏技を・・・この手の箱ってたいがい前の部分の真ん中に持ち運び用のハンドルがついているのでそのままそれを外した状態で仕上げ直しをしてしまうと、結構目立つ穴ができちゃうんですよね。そこで考えたのが前後を逆にすること・・・後ろの蝶番はたいがい内側についていますし、万が一外付けのタイプだったとしてもその場所にパッチン止めをつけてしまえばほとんど目立ちません。

 

 明日はトルーパーMkⅢ357の6インチモデル。こちらも純正グリップ付きなのですが今回のものとは異なりわりと後期のものなので、そこらあたりの違いを中心に・・・