神棚がヤバすぎる | M氏の雑念  - side B -

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多趣味をこじらして無趣味になりそう

「M君、どこかにしまいこまれた神棚とかない?」


いきなりの友人からの質問。


神棚…あ…ある。

祖父がお祀りしていたものだが、没後30年…その前から放置の筈だから、下手をすると40年近く放置されているかもしれない。


「それ、早く片付けなきゃヤバいみたい。身内に体調崩している人いない?」


えー…私も父も母も兄弟も持病持ちですが、どれのことでしょう?

心当たりが多すぎてさっぱりや。


「何でもいいから早く片付けな。今日○○さんと会ってた時、○○さんがいきなりそんなことを言い出して、早く片付けるように伝えろって」


あぁ、○○さんね…年に数度お世話になる整体師さんやん。

よくそういう言動に及ぶのだけど、本人自覚が無いのか認識しないようにしてるのかは知らないが、確かに妙に霊感高いねんなぁ、あの人。

ちゃんと修行すりゃいいのにと思う。

そうですか、あの人が…


そんなわけで先ほど神棚のご様子をうかがいに行ってきたのですが。


筆舌に尽くし難い。

もう完全に周囲が澱んでおられる。

どこから手を付けたらいいかわからないレベル。

本来なら、いただいてきた神社にお返ししてお焚き上げをしてもらうのだろうが、それもどこかわからぬ。

御神体は鏡だ。

左右には稲荷大明神の幟の入った花瓶(?)がある。

おそらく本来は榊を入れるものだろう。

御神体の向かって左には熊野明神の札の入った木の祠がある。

それとご神体の間には大黒様の増。

大黒様はなぜか正面ではなく斜めに、鏡のご神体の方を向いておられる。

誰もお構いしなかったから横を向いてしまわれたのだろうか。

しめ縄も、何もかもが数十年の埃にまみれて赤茶に変色している。


写真を撮ってどこかの宮司様にでも相談したいところだが、とてもじゃないが写真になど納められぬ。


結局何も手を付けられずに帰ってきたものの、全身の皮膚が電気を帯びたようにピリピリしている。

さっきこの記事を書こうとしたらいきなりパソコンが「落ち」た。

ブラックアウト。

何が起きたのかよくわからなかったが、見ると電源が落ちている。

再起動→フリース→再起動→ようやく正常化。


えー…マジでどうしましょ。


週末に身を清めてからお片付けして、最寄りの神社にお焚き上げをお願いしに行ってみようかな。

道中無事に過ごせるかしら?


いやもうホンマ、泣きそうなくらい怖いわ。