今日は名古屋でお昼 ~ 鰻 ひつまぶし ~ | M氏の雑念  - side B -

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多趣味をこじらして無趣味になりそう

今日は午前中出張で名古屋まで行っておりまして。
商談も無事に済んでお昼は鰻、名古屋だからやはり「ひつまぶし」を食べたいと名古屋駅地下のエスカに来てみましたら、『ひつまぶし 名古屋 備長』さんがありました。
こちら11時半にもかかわらずすでに何組もお待ちになっている。しかも全員サラリーマンだ。
これは美味しいのかも。
淡い期待とともに待つこと15分で席にご案内。
待ってる間に注文を聞いておいてくだすったので、席に着いてからは10分もかかるかどうかでひつまぶしがやってまいりました。
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 上ひつまぶし3,150円也。

上ひつまぶしはひつまぶしの他、お吸い物、薬味(わさび&葱&刻み海苔)、香の物がつきます。
お出汁はお店によっては後で持ってきてくれるところもあるようですが、こちらのお店では最初っから付いて出てきます。

鰻は蒸さずに焼き上げているようで、表面パリッ中味モチッっとした食感。
タレは甘辛のバランスが一対一よりはちょっと甘い目よりという、とても私好みなもの。
ただしタレのかかってる量は少ない目。これは後ほどお出汁で食べることを前提にしてあるのかな?

一膳目はそのまま、二膳目は薬味をつけて、三膳目はお出汁をかけて。
で、気に入った食べ方で四膳目を食べると言うのが流儀だそうなので、とりあえず従ってみる。

お出汁はほぼ昆布出汁。わさびと葱を入れ、お出汁をたっぷりかけてお茶漬けのようにサラサラいただくのは非常に口の中がサッパリする。
しかし、せっかくの濃厚な鰻の旨味が薄まるようで、私的には薬味をつけて食べるのが一番気に入ったかな?
他のお店でひつまぶしを食べたときは必ずしもそうではなかったから、タレの味や量、出汁の加減によって変わるンやろね。

サイドメニューに変わったモノを見つけたので頼んでみました。
$M氏の雑念  - side B -うなぎの肝わさび。700円也

鰻の肝と言えばタレをつけて焼くか、甘辛く炊くかが一般的だと思うのですが、普通にゆでたモノをわさび醤油でいただくのだそうです。
肝らしい香りがありますので肝好きなら大丈夫だけど、苦手な人なら生臭いと感じるかも。
私は肝好きなので普通に美味しくいただきましたが、やはり焼いてある方が好みかな…いやいや、冷や酒をいただきながらならこれはこれで珍味だろう、あぁなんで今は真っ昼間でしかも帰って仕事をせねばならぬのだとちょいと恨みつつ完食いたしました。

とても美味しくいただいたのですが、気になるところも2~3有り。

まず、お吸い物。
3,000円↑の商品にもかかわらず肝吸いではなかったのでとてもガッカリ。
お品書きに肝吸いではありません、とか追加○○円で肝吸いになります、とか書いてくれてたら納得できたのだが…
中に入っていたのは三つ葉と湯葉。

この湯葉がまた残念。

分厚く、硬い。
実はこっそり湯葉好きな私にとっては(酷い言い方かも知れないが)ビニールを食べたかと思えた。
もちろん乾物の湯葉だろうが、鰻への気合いの入れ方と落差が大きすぎて鰻の幸せ気分を台無しにしてくれた。
もう少しいい湯葉を使ってくれてたら良かったのに…これなら手毬麩でも入れておくか、いっそ何も入ってない方が良かった
残念至極、誠にほんとにシオシオのプー。

後は些末なことだが、御飯がよそいにくかった。
おひつから食べる分だけをお茶碗によそうのだが、おひつに結構なみなみと御飯や鰻が入っているので、うっかりすると御飯をこぼしそうになる。
量が多いのではなく、おひつが小さい。
私がドン臭いだけなのかも知れないが、もう少し大きなおひつにしていただいた方がよそいやすくて快適だったかも。
これ見よがしに「ホォラ、いっぱい入ってるでしょ!」と言いたいがために小さなおひつを使ったのかな?と意地悪な勘ぐりをしてしまいたくなった。
実際はテーブルの大きさ、お膳の大きさ、その他諸々で致し方のないことなのだろうが…もう少し深い器にして、縁まで余裕がある方が格段によそいやすいはずだ。

おひつの大きさと、お吸い物。この二つを何とかしてくれたらまた来てもいいかな。
美味しかったのにちょいと残念。
そんな気分でお店を後にしたのでした。