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大切にしたい考えや想い
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アメリカに、ある少年がいました。
その少年は誕生日プレゼントに野球のグローブを買ってもらう事を楽しみにしていました。

そして、少年の誕生日、彼のお父さんは少年に3枚のチケットをプレゼントしました。

少年はがっかりして、「僕が欲しかったのはグローブだよ!」とお父さんに言いました。

「ほら、よく見てごらん、お前の大好きな選手のいるチームの試合の観戦チケットだよ。」
お父さんは、笑いながら少年に伝えました。

少年は、「グローブよりもこっちの方がいい!」と試合を見に行くことがとても楽しみになりました。

そして、試合の日、お父さん、お母さん、少年の家族3人で
何度も列車を乗りついで試合会場であるヤンキースタジアムに向かいました。

家族3人で観戦したその試合は白熱し、最終回になった時、
少年の応援しているチームは、1-0、 1点差で負けていました。

9回裏、最後の逆転のチャンス。
ランナー一塁で一発が出れば逆転サヨナラホームランになります。
「ねぇ、パパ!!見ててね、次の打者が絶対にホームランを打つから!」

少年の大好きな選手が打席に立ちました。
周りの熱気も最高潮に盛り上がり、少年も必死に応援しました。

そして・・・、

カッキーーン!!

なんと、ボールが少年のいるスタンドの方に向かってぐんぐん伸びて来て、
逆転サヨナラホームランになりました!

少年はとても感動し、帰りの列車の中で、お父さんに言いました。
「ねぇ、パパ…。僕もメジャーリーガーになれるかな…。
ヤンキースタジアムの打席で打つことができるかな…。」

「ああなれるさ。最後まで諦めなければな..。」
お父さんは、なぜか少し歯切れの悪い言葉で、少年にそう言うと、
あとは何も話しをせず、帰路に着きました。


その日から、少年の挑戦が始まります。
小学校、中学校と毎日毎日練習に励み、誰よりも早く練習に参加し、
誰よりも遅くまで練習を続けました。

しかし・・・、少年が打席に立つことは、小学校、中学校の間は一度もありませんでした。

でも、少年は諦めませんでした。

野球の強い高校に行くために、勉強に必死で取り組み、何とか野球の名門校の高校に入学できました。

そこでも、少年は、朝から晩まで野球の練習に励み、自分の夢をかなえるため、
必死で努力を続けました。

・・・でも、
ついに高校3年間、一度も打席に立つことはありませんでした。

それでも、それでも、彼は夢に向かって努力をやめません。

次は、野球の名門大学に合格するための勉強を続け、なんと見事に入学することができました。

そして、喜び勇んで、野球部の監督に入部申請を出しに行きましたが、監督は彼にこう言いました。

「時には、夢を諦めることも肝心だ。
小学校、中学校、高校と努力をし続けて、自分の限界はわかっただろ。
悪いことは言わんから諦めろ。」

大学の野球部の監督は、彼に野球をやめることを勧めたのです。

でも彼は、絶対にメジャーリーガーになれると信じていたので、
頼みに頼み込んで、何とか野球部に入部させてもらいました。

しかし、大学の4年間は、ほとんど球拾いだけで終わり、
またしても打席に立つことは出来ませんでした。

・・・それでも、
それでも彼は、野球を諦められませんでした。

今度は、マイナーリーグの入団試験を受けに行く事を決めたのです。

しかし結果は・・・、不合格。

何処を受けても、いくら金を払っても、テストすら受けさせてもらえず不合格。

彼の夢への道はついえたかに見えました。

でも、彼は何か野球に関わって行きたいと思い、
あるメジャーチームのグランド整備員の職に就きました。

そこで、運命の出会いをするのです!

そのチームは、当時最下位で、何をやっても結果の出ないチームでした。

ある日、監督が球場に忘れ物をして、誰もいないはずの球場に戻りました。

すると、グランドの方からポーン、ポーンとフェンスに向かって
ボールを投げている音が聞こえてきます。

監督が覗くと、誰もいないグランドで、たった一人、熱心に練習をしている彼を見つけました。

監督は彼を見ましたが、特に何も思わず、忘れ物を取るとさっさと帰ってしまいました。

そして、またある日、監督が忘れ物をして球場に帰ると、
前回と全く同じ時間に練習をしている彼を見て、ハッと気づきました。

「そうだ、われわれのチームに足りないのは、彼のように努力を続けることだ!
彼の野球に対する熱意は、きっと我がチームの足りないものを埋めてくれるだろう。」

翌日、監督は直ぐにオーナーの元に行き、彼をチームに加えるよう説得をしました。

こうして彼は、少年の頃からの夢だったメジャーリーガーになる事ができたのです。

そして、彼の人望と、その熱心な姿勢は、監督の思い通りチームに好影響を与え、
見る見るうちにチームは順位を上げて行きました。

彼は相変わらず打席に立つことはなく、ベンチからゲキを飛ばす事が仕事になっていました。

しかし、彼の加入で生まれ変わったチームは、残り数試合を残して、見事に優勝を果たしました。

そして、そして、優勝の決まったあとの消化試合で、夢が現実になる日が来ました。

監督から代打のコールが告げられたのです。

彼は、バッターボックスに立ちましたが、三球三振で終わってしまいました。



しかし、三振した彼に向かって味方の観客席から拍手が送られました

その拍手は味方の観客席からだけでなく相手の観客席からも沸き起こりました

そして、相手の選手さえもグローブをはずしてベンチに戻る彼に拍手を送りました


なぜ三振した選手に拍手が送られるんでしょうか?




試合後のインタビューで彼は、苦笑いしながらこう答えました。

「涙でボールが見えなかったよ・・・」






実は
彼は6歳の時に、列車から落ちた事故で右腕を失っていたのです。
彼は片腕がなかったのです。



だから、お父さんは少年の夢を心から応援できなかったのです。
だから、大学時代の監督は、少年に夢を諦めるように説得したのです。
だから、どのマイナーチームも入団テストを受けさせてくれなかったのです。


でも、彼は決して夢を諦めませんでした。
必ずメジャーリーガーになれると信じて・・・。


片腕を失った上に、夢まで失ってしまうと
おそらく彼は生きていることは無かったでしょう


彼の名は、ピート・グレイ。
片腕のメジャーリーガーです。



≪情報≫アントレプレナーサークルPP-march

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