多面体の面の数をF、頂点の数をV、辺の数をEとする。
n面体を考え、これをn個の面を次々に接続していったものと考える。
n面体のある面について、V=E
この式にこのある面に接続している第二の面を加えると、加えた面の頂点が2つ減り、辺が1つ減るから V=E-1
さらにこれらに接続している第3の面を加えると、頂点が2つ減れば辺が1つ減る。または接続の仕方によっては頂点が3つ減れば辺が2つ減る。すなわち V=E-2
このようにしてある面に対してn-1個の面を次々に接続していくと、最後の面の手前の行程、つまりn-2個目の接続のときには頂点に対して辺の数はn-2減るので V=E-(n-2)
ところがn-1個目の接続、最後の面を加えたときには頂点の数も辺の数も変化しない。つまりV=E-(n-2)の関係が変化しない。このとき面の数F=nなので、V=E-(F-2)
ゆえに V-E+F=2
公式辞典の証明の論理的な流れを追ってみたが、わかったようなわかった気になったような。