たまには真面目なお話でも。その1 | 浦田尚克オフィシャルブログ「Creation in Music」Powered by Ameba

たまには真面目なお話でも。その1

最近、おっぱいとかかたつむりの事

あとたわいもない事しか書いてないので

タマには真面目になってみようと思います。




さて、6/19に発売されました

多国籍軍さんとPower Spot様


オリコンインディーズ10位と7位にランクイン

先週は実はイニーミニーマニーモさんというユニットさんで

14位入ってまして

先々週?もう一つ前?

Love Spiritsって曲で19位に入っております。


弟子の曲が二週連続ランクイン。


そして何よりも、スタッフ様、各々を応援してるファンの皆様




メンバー各位




本当におめでとぉぉぉっぉおっぉ!!!!!!




ございます。




ぱちぱち。




ジャケット写真なんかは集めてまとめてまぁいつも道り


がーっと書く事にします。




僕個人としては連続でチャートに絡むことができて

幸せでございました。





とにかく、みんなおめでとうございます∩・ω・∩




メジャーでうける仕事と

インディーズで受ける仕事


どちらも変な話でございますが

全力でやっております。





【インディーズであればやってもいい】

という制約があるのですが




メジャーに関しては一切他メーカーからの依頼を

受ける事は出来ません。





例えそれがどんなに中の良い友達でも

【曲を作って!】って依頼には応えることができません。


そこは、作曲家として

契約という物があるので

そんな案件が来た時にハンカチを噛み締めるんです。




みんながメジャーに行ったら曲作れなくなるんかぁ。。。。


なんかセンチメンタル。





ただ、

レーベルやメーカーが違えど

【趣味として楽しむ】分に関しては

変な話、いつでも集まって

いつでも音を出せば良い。



そこに考えがまとまりました。


んでね、凄く思う事があるの。


そもそも、インディーズとメジャーって何が違うの?


結構、曖昧な人が居ると思うので

自分なりに解析してみます。


すごく売れてテレビによく出ているのに
インディーズなのはなんでだろう?

メジャーとインディーズの違いは何だろう?
メジャーデビューって何だろう?


メジャーが上でインディーズが下だと思っていたり、
メジャーがプロでインディーズは

アマチュアだと思っていたりしてないか?

∩・ω・∩

一般的には、

日本レコード協会に加盟しているレコード会社から発売されているCD

などをメジャーといいます。

そしてこれらのレコード会社と契約しているバンドを

メジャーバンドと言ったり

レコード会社が細分化してできたものをレーベル。

レーベルは直接的に日本レコード協会に加盟しているわけではないので

メジャーではないとも考えらるけど

親会社が直接日本レコード協会に加盟していて

さらに親会社の配給網

(CDが製造元から各ショップにならべられるまでのルート)
をCDを使っているので、

結局はメジャーである親会社と変わらないことから

レーベルもメジャーであると認識されるんだな。

そしてそれ以外のレコード会社はメジャーとは言わないの

こういったレコード会社はCDを製作し、

独自の配給ルートでCDを売っているのでインディーズ



これらの中で、大手のレコード会社の配給網だけを借りて

CDを売るインディーズのレコード会社もあり、

その場合には結果的にメジャーとまったく同じ配給網であるた

めミドルメジャーだったり

同じ配給網で流れてきたCDだから

CDショップによってはメジャーと同じ棚にならぶこともあります。

もちろんインディーズコーナーに置かれることも


最近のスガシカオさんが熱すぎる。

INDIEなんすよ。

ゴールデンボンバーさんもそうですか。




アーティスト自身がレコード会社に所属しないでCDを製作し、

独自にCDを売っている場合もあります。

これらは自主製作ってよばれるものね。



その中の一部のものは全国に配給されてます。


僕の前のバンドはそれです。

その一つ前はレーベル販売です。


アーティスト事務所なのか、レーベルなのか

そこも大きな違いです。



インディーズ専門の配給会社があり、

たとえ自主製作であっても審査などをして

商品としてのレベルを満たしているものであれば、

全国に配給できる



こういった場合、

自主製作であってもインディーズと同じように取り扱われる



その曖昧さをうまくつく事で、原宿でPVをながせたり出来る訳です。



良い意味で隙間があります。






レーベルではなく、アーティスト事務所

としての営業なんです。


∩・ω・∩


インディーズバンドは一般的に音楽事務所に所属してます。

演奏レベルが低いアマチュアがインディーズなのではなく、

個人レベルで活動しているのがインディーズなのでもないっす。


メジャーよりも演奏や歌が上手い人もいれば、

芸能人よりもトークが上手な人も沢山見てきました。



レコード会社以外の部分では

メジャーもインディーズも何も変わらないのね

さまざまな条件があったり数百万+出荷数に応じた

年会費がかかったりして

小さなレコード会社では難しい

結果的に、多く作って多く売るのがメジャー、

少なく作って少なく売るのがインディーズといった感じ??



なもんで、レーベル運営をしたい!!!って思っても

中々踏み出せないですw




もちろんインディーズでも多く売れたほうがいいにきまってる。




ちょっと言い換えると

一般大衆によく売れることを目的として作られているのがメジャー、

小規模でも特定のファンを対象にしたり

地域を限定しているものがインディーズ、それだけの違い。



メジャーのアーティストが一般大衆向けではなく

自分の好きな音楽をやりたいという理由で

インディーズに転向することも




また、ある特定のジャンルがブームになると

インディーズでもメジャー以上に売れることがある。

僕の高校時代で言うならハイスタ

ブラフマン、ホルモン、HYあたりかなぁ。。。。


これとは逆にメジャーでも100枚も売れないCD

っていうものが数多く存在してます。



インディーズは地域密着型ととることもできて

アメリカでは土地が広く州によって

民族や音楽性が異なったりするため、

全米を対象としたメジャーよりも

小規模で地域密着型のインディーズのほうが売れたり

それは、アメリカに行って感じた事。

日本では地域密着型のケーブルテレビとかの普及率が

まだまだ少ない


お金をかけて全国ネットで放送されるメジャーが

圧倒的優位に立ち、ほぼ独占状態

日本でメジャーとインディーズをくらべたときに

メジャーの音楽の良さが評価されているのではなく

メジャーの宣伝力やお金の力を評価している

しかしこの10年くらいは地域密着型として

沖縄のインディーズが評価されるようになってきて

HYを筆頭にORANGE RANGE、D-51

それに続いて他の地域でも

地域密着型のインディーズが少しずつ評価されるようになってきてる

モンキーマジックとかGreeeeeeeeeeeeeeeeeeeN

とか。



あ、


おおすぎた 。


ケーブルテレビやネットの普及

日本でも近い将来って思ってたけど

ようやく飽和してきてますね。




インディーズとメジャーが一般の人に同じくらいの評価を受けるときが

来てる感じ。



動画コンテンツをみてて感じます。

地域密着型とはどんな感じなのか、もっと身近な例をあげてみる。




メジャーは大手チェーン店のスーパーで

インディーズは近所のマイナースーパー

多くの人は大手のスーパーのほうが良いというイメージ

でも近所のマイナースーパーのほうが気軽にお話できる。





僕のギタースクールもマイナースーパーと同じです。


ちょっと例を変えて

メジャーは大手チェーン店のコーヒーショップで

インディーズは地元の穴場の喫茶店



友達と話をしたときに「○○ーバックス」と名前を言って

誰もが知っているのがメジャー、



もちろん全国に展開しているチェーン店だから

品質が悪いなんてことない。





それに対して地元の喫茶店は

一部の人にしか知られていない。



でもそこで出すコーヒーがとても美味しかったら

限られた特別な人しか知らない穴場になる



隠れ家的なBARや飲食店もそんなカテゴリーだと思います。


でも、僕の場合は、美味しい隠れ家を見つけたら

人に教えたくない。



入れなくなるのが嫌だから。

地元がバレるのも嫌だ。




ww


ただね。

音楽に関しては良い物は良いって

言う事にしてる。


けど最近は言わない様にしてる。


コレがいい!!って思う物が競合だったりなんだったり

多々あるんです。




大人の事情ですね。





だって、いいんだもん。

ほかの人にほとんど知られていない穴場を

知っていたら優越感やばくね????



共感したくね???

しかし残念ながら入ってみた喫茶店で出てきたコーヒーが

不味かったってこともあります。

インディーズは大当たりとハズレがあるのも事実。





穴場を探すのもあなた、探さないのもあなた

だから僕がココロがけているのは

大当たりそれに等しいもの



こいつが曲を作ってるなら安心だよね

って。



歌い手さんも、メーカーさんも、お客さんも。

そんな風に思ってもらいたい。



バンドの時から、それは変わってません。




あいつ、人間として終わってるけど
良い曲書くよね!



ぜんぜんそれでも構いません。
※少し傷つきますけどw



インディーズには地域密着型ではなく

日本全国の音楽趣味の合う人だけを

対象にジャンルを追求したものもある。



僕が作る作品というのは

常に、メジャーとインディーズの間なんです。

自分がとびきり一級品のポップスを作れるとか思えないし、

かといって、自分を全て殺してまで

作品中にいる自分を消すのも不得意です。




メジャーに関しては職人として取り組む。

プロとして、仕事としての意識が正直高い。

もしもミスったら損害を考えただけで吐き気がします。




二度と仕事が貰えないかも?

でもその責務はインディーズも同じです





ただ、違うのであれば

自由度が格段に違う。


当たり前です。


どちらも仕事ですが、

全然違うんです。




実験的な【アイデア】をいれられるのか入れられないのか。


そこも大きい。



よく、作品の中で新しく買った機材とかを実験してる人が居ますが

実験するのは納品物でなく

自分のデモにしたほうがいいw




実験出来るのはアイデアであって

録音技術の向上の為の実験室ではないのです。



なもんで、エフェクト的なレコーディングのスキルとかではなく

脳内が


【思う存分、アホをしよう】ってなる。

だって、それを信じて許してくれる人が居るんだもの。

自分が、インディーズを経験しててよかったと思います。

もしも僕がその経験をしてなかったら、

この感覚は分からない。

狭い機材車で移動して年間100本とかライブしてたから分かる事。

変な話、電気もガスも止まったり、

食べる物も毎日そうめんかパスタの時もあったけどw


ステージから見て、一番温度がある

みんなの目を見れた事。


作った曲で、飛んだりはねたり、頭振ったり

泣いたり、笑ったり


みんなで出来たからです。


僕を作ってくれたのは、そんなみんなを見てるから。




ありがとう。

さて

こういったジャンル追求型のインディーズは

ファッションでいうところのブランドっぽくない?

メジャーがデパートなどでどこにでも売っていて

多くの一般大衆が買っていく服だとしたら、

インディーズは小規模な特定のファンを対象にした

ブランドの服のようなもの。

どう?いいイメージになってきた?





インディーズは実に多くの音楽がある

メジャーと同じように一般大衆向けの音楽もある

個性的な音楽もある





メジャーでは宣伝費などを削ったりしてどんなに

小規模向けにCDを製作したりしても、

最低3000枚売れないとレコード会社の採算が取れないとおもいます。


※これは経験上の算段


しかしインディーズではもっと小規模を対象にしたCDを売り出すことも可能

最低100枚売ることを採算ラインに作られたCDもある


一般大衆に売れなくてもいいから、

そのジャンルの音楽を本当に好きな人に

買って欲しいという考え方でCDを作ることもできて、

前回初めてやってみたのね。


それは僕が、エンジニアが出来るからなんですが

メジャーのCDよりも30分の1だけ売れればいいの



誰も知らないような新しいジャンルに取り組むことも簡単にできる




大きなCDショップではインディーズCDのコーナーが設けられていたりします。

インディーズのCDとメジャーのCDが同じ棚にならべられているCDショップもあります。

小さなCDショップでも

メジャーと同じ配給網で配給をおこなっている

インディーズのCDは注文して買うことができる。



店頭にならべられていることもあります。

インディーズの専門ショップもあります。



試しにインディーズを聴いてみようと思って

CDシングルを思い描いた方ごめんなさい




インディーズCDの場合、シングルはほとんどありません



ちょっと事情を説明して謝っておきます。

シングルの場合では小規模の生産で小規模の販売をすると

レコード会社が損をしてしまうというリスクが

アルバムとくらべて何倍も高いんです。





なもんでインディーズCDはアルバムが主流になっています。




メジャーとインディーズはレコード会社が違うだけです。

ですから一般的にCDの価格はメジャーもインディーズも変わりません。

CDには再販制度というものがあり、

発売から一定の期間内では

メーカーが決めた価格でCDショップは売らなければならないことになっているので

価格競争はないです。

インディーズだから安いということはない




逆に安く売っているものには注意で

収録されている曲数と価格をメジャーのCDと比べてみて、

明らかに安いものは売り手側が自信がなさそうに思えてきます。



これは自主製作CDによく見られる現象です



最近よく知り合いから

CDの価格について相談されることもあるけど

アドバイスすることはいつも同じで

売るならばメジャーと同じ価格で売る





その自信がなければ売らない



自信がなくても聴いてもらいたいのならば

無料で配布する。




それか、確信がある位人を虜に出来るなら


無料で配布する。




たまにライブハウスで100円とかで売ったりしてるのを見かけますが

それだったら、全身全霊でつくって無料で配った方がましだと思います。


仮にその制作費に三万円くらいかかったとしましょう。

じゃあ百枚を三百円で売ろう







甘いです。

むしろ、その程度の損失も許せないのなら



辞めるべきですwwwww



自己投資として考えた方が全然気持ちいい。





自分の夢を長い目で見て3万円の軍資金もはたけないのなら

辞めるべきです。


そんなに甘くないですwww



もしも自信のない中途半端な作品だったならば、

いくら安くしても買う側は不満に思うでしょ?

確信犯の犯行であれば次も必ず買うかもしれません。



これからインディーズを聴いてみようというあなたも、

インディーズだから○○○○円くらい?

などのようにメジャーと差をつけて考えていたら

良い作品には巡り会えないんだな。



インディーズのCDはメジャーのCDにくらべてクオリティが低い?



これは微妙なところですが「YES」の場合がほとんどだと思います。

違う物も勿論あります。




CDのクオリティに関することでは大きな違いは3つ

まずはレコーディング環境の違い。

インディーズでは正直資金面の問題から
レコーディングの設備や時間が限られてきます。
とは言っても悪い設備のところでレコーディングしてるのではありません
レコーディングルームの壁に当たってはね返ってくる
ほんの小さな音に違いがあったり
アウトボードだったり。


2つめはレコーディングにOKを出す基準が低いことです。

やはり資金面の問題から
商品として売り出せる程度の演奏であれば、
じゅうぶんに納得のいくものでなくてもOKを出してしまう。
極端な場合では、演奏するフレーズを間違えてしまっても
他の楽器の演奏と混ぜ合わせたときに
違和感がなければOKを出してしまうことがあります。

実は僕も間違えた演奏でOKってことがあります。
さらに、PVで運指間違えてもどや!!!!∩・ω・∩で弾いてたりw

インディーズではレコーディングにOKを出す基準が低いというだけで、
かならずしも演奏そのもののレベルが低いわけではありません。
メジャーよりも演奏の上手なアーティストは多く存在してます。

3つめは編集技術の違い

この編集技術があるほど
レコーディングした音をより上手く聴かせることができます。

悪い言いかたをすれば編集でごまかすことができる

まったく編集に頼らないアーティストもいます。

編集専門のエンジニアがいればCDがさらに良く聴こえるものに仕上がるというわけ


これら3つの違いから言えることは、
アーティスト個人のレベルが低いわけではなく

環境の違いから結果的にCDのレベルがやや劣ってくる場合が多いということ



良い意味で妥協出来るジャッジのレベルを下げなくては行けないのは事実です。



一ヶ月それにだけ打ち込める期間のある作品もあれば

三日で上げなくては行けない案件もあります。




必然的に、作業の内容として細かいことができるのは前記。

一ヶ月と三日では

一日に10時間作業をするのであればそこに

270時間の作業時間差が出てきます。




じゃあ、お金をかければ良い物が出来る?

ってのもまた違います。



全然違います。





インディーズでもメジャーも言える事があるんですけど

温度です。


その現場に温度がある物は

大体うまく行きます。




その温度ってのが不思議で、

プライベートを犠牲にしてもこの目標の為に!




みたいなもの。

これが合致すると、安価でも凄い物が出来ます。




この人の為なら!の連鎖が化学反応を生みます。





僕が普段インディーズで請け負わせて頂いてるメーカーさんは

昔からお世話になってる人。




ファッションショーとかやってた時代からの付き合いで

かれこれ6年。


なもんで、余計頑張れるのもあります。





いつも心がけているのは

予算以上のクオリティのものを納品するって事。




もし、五万円で受けたから

世間一般で言う所のレコーディングスタジオと

エンジニアがやる五万円分のクオリティでいいじゃん

仕事量でいいじゃん。




って僕はなれなくって、どうせなら

またお願いしたくなるようなクオリティで絶対出してやる!ってのと

時間を言い訳にしたくないってこと。




さらにいうとCDとしてリリースされるのであれば、

作品が世に残る責任があります。

買った人にうわぁぁぁって思われない物を出す必要性があります。

変な物を作った日には変な物が世に残ります。


そんなの絶対嫌w



ただ、近年はレコーディング機材も安価でハイクオリティなものが増えてきて

用意にレコーディングを楽しむ事が出来る様になりました

変な話、やる気になりゃ誰でも出来ると思うんです。




僕だって、独学だし。

四年間毎日機材に触ってれば

何とかなると思います。




ただ、レコーディング技術は上がって行く上で

アーティストのスキルというものは下がって行く気がしています。

時間の制約も無ければ、やり直しも自分でやるなら

何度でも取り直せます。



そこで、最近思うのはライブでは再現不可能なフレーズは入れない

って事と

必ず、一曲の中でギターが弾ける場面があるのなら

ギターキッズ的なチャレンジをする事。

コレは、他のパートにも言えると思うんですが

レコーディングとライブが一番アーティストを成長させてくれるんです。


どんな練習よりも勝るのは経験なんです。



例えばライブ一つでも良い。

ライブという目標があるから、間違えない様に練習する。

闇雲にやるよりも、短期間で物凄い集中力が勝手に出るんです。




好きな男の子に料理を作る為に

練習するのでも良い。




そんなもんですwww




久しぶりに、自分見解の真面目な事。

大好きな音楽の話。



その1でした。




気が向いたら2を書きます∩・ω・∩




本日前売り予約最終日でーす。一般発売は八月からだよー。