こんにちは、会計士のそんべんです。

名古屋で再生専門のコンサルタントをやっています。

 

今日のテーマも前回の続きです。

「資本主義は、『絶対悪』ではない」

パート③です。

 

 【欠陥はあるが悪ではない】

結局、この200年程世界を席巻してきた資本主義という経済のしくみは、私たちの生活を良い意味で短期間に劇的に変えたのです。

 

その一方で、経済成長が頭打ちになってきたことで、負の側面がクローズアップされるようになってきたのです。

 

優秀な弁護士がいます。

味方になってくれている時は、本当に頼もしい。

でも、敵になると、本当につらい。

 

これと同じですね。

 

薬もそう。病気の時に飲んだら薬でも、健康な時に飲んだら毒です。

 

資本主義というシステムは、ニュートラルに見たら、短期間で世界を革命的に変化させた。

良いも悪いも含めて。

 

しかし、増殖を求め続けなければならない点で、サスティナブルな仕組ではなかった。

 

そういうことです。

 

 【資本主義の先にある未来】

私たちの世代は、生まれた時から当たり前に私有財産を前提とした資本主義というしくみ中でで育ちました。

 

だから、それ以外の選択肢を知りません。

 

世界のどこを見ても、資本主義が席巻していて、他の価値観や、経済の仕組みが見あたらない。

 

それゆえ、いま人類は、「やばい、どうしよう!」と頭を抱えているように見えます。

でも、解決策も分からないから、ケセラセラで、いつもと同じ毎日を過ごす。

そんな感じで生きてる人が大半ではないでしようか。

 

資本主義の次を照らしてくれる新しい道は、なんなのか。

次回はそれについて、今の時点での考えを述べてみたいと思います。

 

つづく