中学入学式3校が集まるマンモス校各地域にヒエラルキーがある、3つのヒエラルキーがぶつかる日、私にはチャンスを迎えた、学校の門の前に3つの小学校を卒業した集団が塊になり、中には先輩達がいる、転校してからいじめられ無視され孤立していた私が1人でいると寺の息子の集団が急に話しかけてきた、1年間いじめ無視していた私に中学校1年にしては私は身長は高い、しかし栄養失調で細く誰よりも白く華奢で髪も長く一見女性にみえる、そんな私に何を期待しているのか、寺の息子の集団は小柄で犯罪コンプリートはしているが金持ち集団でいじめは得意だが喧嘩をしているのは見た事がない、校門周辺にいる他の2校の人達は身長が大きい人達も一見派手な服装の人達もいて、更に中には先輩達がいる、寺の息子達は明らかに怖がっていた、少しでも人数を固めて群れを大きく見せたい本能なのだろう、校門前に一際大きく色黒でパーマをかけて太って見える目つきの悪い私より大きい人が10人以上の集団で威嚇する様な動作をしながらこっちをちらちらみていた、お互いに初日で怖いのと緊張と集団心理でテンションが上がっているのか大声で叫んだり揉み合ったりして興奮している、校門前には異性もいてそれも作用しているのだろう、何百人の群れ、お祭り騒ぎである。私は1年ヒエラルキーの底辺を耐えて更に強くなり家と学校の地獄の様な日々を過ごし話す人も居なく食べるものは給食のみストレスで毎日五寸釘を刺す様な頭痛が続き、気を抜くと貧血を起こし倒れる毎日を1人で耐え脳から何か出ているのか非常に体調が良かった、何故ならこの日から新しいヒエラルキーがつくられる、底辺からトップになる事もできる日を迎えたからである、物心ついた時から親兄祖父母親戚から虐待ネグレクト、中学生から毎日狙われて、記憶では小学校1年で中学生達と毎日闘い、6歳上の兄の空手柔道の実験代として日々組手親から棒で毎日殴られて寝ていると包丁で刺されるのを避け逃げるのが日常で普通だと思う私が体格も変わらない中学生の素手で素人に微塵も怖さなど感じない、怖いのは私が暴れて親に連絡され警察に逮捕される事、親兄祖父母に洗脳されていて逆らう事ができないどころか恐怖で動けなくなる程体にも心にも染み付いた得体のしれない何かが蝕んでいて睨まれたり怒鳴られたりするだけでおかしくなるほど躾けをされていた、警察に逮捕されれば世間体は最悪で天才の兄の将来に影響がでる、親祖父母は兄を溺愛していて自慢の息子でお金時間愛情物何でも与えて将来未来もエリート街道、その道を私が逮捕されて影響がでる事など許されるはずはなく何をされるのか予想もできない、一線を越える事や表沙汰になる様な事はできない、しかし入学式の今日、問題にならない程度に軽く手加減をして力を少しだけみせる、それでヒエラルキーは変わる、チャンスの女神は前髪しかない、今日も大人しく過ごすと更にヒエラルキーは底辺になり三年過ごさないといけない、今日だけ少し力を解放する、逃せないしやりすぎてもいけない程よくできるだけ目立たないで最大の効果を出す、何処でらどうするか冷静に考えながら校門が開くのをまっていた。