ミクシーからブログに移行したので、今回は僕がハマっているタイ佛教芸術の至宝
<プラクルアン>について書いてみます。。
![DSC00348.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/99/3a/10068879854.jpg?caw=800)
まず、プラクルアンとは何か?
簡単に言えば日本でいう<お守り>として、
寺院が信者達にお布施などのお礼として配っていたものが起源と言われています。
また、形状は様々で金属を鋳造した物や、
![DSCN0210.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/f2/8e/10068879857.jpg?caw=800)
<こちらは虎のモチーフ。中には虎の牙と呪文を書いた銅版が入っています!>
<ポン プッタクン>といわれるご利益のある粉や花粉、各種薬草、金属、
などを混ぜて作ったものや動物の牙や皮から作ったものなどがあります。
また、この調合のレシピは高僧によって異なり、極秘なのです!!
そして、もう一つの要素が<プクセー>です!
プクセーとは高僧<プラケージ アージャン>が行う入魂儀式でコレによって、
ただの物質が霊感あるものに化けると言われています。
なので、いつ?どこで?誰が?プクセーを行ったか、
またそのお守りを付けていてどんな奇跡が起こったか?
でプラの価値<値段>は跳ね上がっていきます。 。
ということは。。。
アートと一緒で、作者<高僧>が死んだ後に値段が跳ね上がる傾向があるようで、
最高額はルアンポー・トー<写真↓>が約140年前に作ったプラ ソムデット ワットラカン
![DSC00345.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/05/06/10068879859.jpg?caw=800)
<タイ人なら、みんな知っている歴史上最強といわれる高僧、ルアンポー・トー。>
がオークションで8630万バーツ<約2億5千万円>で競り落とされました。
そして、現在でも同じお寺で同じようなプラが売られていますが、
プクセーを行った僧が違うので、現行品であればかなり安く買うことができます。
![DSC00361.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/71/67/10068879863.jpg?caw=800)
<写真 ワット・ラカンのビィンテージモデル>
中でも、僕はいろいろな物を混ぜて作っている粘土系の材質でできた
<ポン プッタクン>に興味を持ちました。
なぜなら、この粘土系のプラには色々な種類があり、
![DSCN0306.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/04/3c/10068879864.jpg?caw=800)
中には僧侶の髪の毛やルビーが入っているものや、
マントラを書いた金属板を埋め込んだ物まで様々です。。。
![DSC00363.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/55/64/10068879865.jpg?caw=800)
<これにはルビーが入っています!>
何が入っているかは、ごんなご利益があるのかによって違うようです。
当初、僕はそういったご利益よりも、その形に魅かれました。
旅をしていて、世界中の宗教建築や遺跡を見て思ったのですが、
歴史のある宗教モチーフはそれ自体が芸術品<アート>なのです!
クリスチャンのステンドグラス、ムスリムのモザイク、ヒンディーや仏教の仏像など。。。
当時、最高の技術を持った職人がその思想にあわせて、
そのモチーフを真顔で<真剣に>作ったのですから、
その時代の最高の表現が宗教芸術を通して現れているように思うのです。。
しかし、アンティークは時とともに値段は上がっても、
形状はかなり破損してしまうのも事実。。。
そうなると、骨董品的価値はあっても、僕はそこにアート性を感じることができません。
なので、僕は比較的新しいものから興味を持ち始めました。。。
しかし、アンティーク品には妖気的オーラを感じるようなプラがあるのも事実・・・
だから・・・奥が深いのであります。。。