1%の可能性でもあきらめない(信じつづけられるのが天才)
こんにちは、 やまぼうし です。
元ホンダF1チーム総監督の桜井淑敏氏が作詞家の松本隆氏との対談で、次のように語っていました。
(桜井氏)「F1ドライバーって非常に微妙でね。最後は自信なんだけど、彼らは絶対、自分は世界一だという自信によってやっていられるわけです。天才って、自分の才能を100%信じられる人、信じ続けられるのが天才なんだと思うんです。信じられるからそれに集中できるし、結果も伴ってくる。そういう意味じゃ確かにセナにしてもプロストにしても天才だなと思います。なんでそんなに自分を信じられるの、と思うわけ。でも、たとえば92年のセナみたいにずっと勝てない、そうすると微妙に自分の自信がぐらついてくるんですよ」
(松本氏)「ドライバーって繊細なんですね。どんな職業でも必ず限界ってありますよね。それをちょっと超えたら終わっちゃうみたいな。その限界ギリギリまで自分を追い込んでいくことができる人間が残っていくんですよね」
(桜井氏)「1%の可能性でも絶対にあきらめない。それは言葉でいうのは簡単なんだけど、普通の人って30%になるとあきらめるんですね。50%で動揺しはじめる。30%になったらあきらめちゃう。それを1%というのは、よっぽどのことなんですね」
(松本氏)「客観的にみれば奇蹟なんだけど、その前にあきらめてないからできる」
(以上引用:松本隆対談集『KAZEMACHI CAFE』)
あきらめない姿勢を持ち続けること。
1%の可能性でも信じ続けられるひとが天才なのです。
スズムシにみる選択と集中
こんにちは、 やまぼうし です。
以下、ある方から聞いた話題です。
スズムシの音色は非常にうつしいのですが、これには、スズムシ自身の選択と集中があります。
普通、スズムシには翅(はね)が2枚しかありません。羽化直後、つまり成虫になったばかりの段階では翅が4枚ありますが、しばらくすると後翅は後脚を使い自分ではずしてしまうそうです。そのため、普通のスズムシは飛ぶことができません。
そして、スズムシは2枚の翅を左右に細かく震わせることで、あのうつくしい音色を奏でています。
つまり、スズムシはうつくしい啼き声を得るために飛ぶことをあきらめたとも言えます。
徳不孤、必有隣(論語より)
こんにちは、 やまぼうし です。
子曰く、徳は孤ならず、必ず隣有り (『論語』、里仁第四)
徳の備わっている人は孤立することがない。
必ずその人を慕う人がいるものである。
ニュースなどを見ると、政治家や企業のトップによる不祥事が多く流されていますが、組織のトップになる人には人格者が多いものです。それは人格者の周りには、その人を慕い協力する仲間が集まるからです。
動く前に考えろ < 動きながら考えろ
こんにちは、 やまぼうし です。
ビジネスの計画と行動について、二つの考え方があります。すなわち、“動く前にとことん考える”という方式と“動きながら考える”という方式です。
筆者の経験上から導いた結論から言いますと、よほどの天才でない限り、動きながら考える方式がビジネスの公式であると考えます。
なぜなら、ビジネスとは相手がある商売だからです。
ビジネスに施策ではなく、コミュニケーションが強く求められるのはこの所以があるからです。
今、ビジネスが立ち上がらないのは、ひとえにコミュ二ケーションという“人徳”のなさに起因するものと考えています。もちろん、思考も足りないでしょうが、それを補って余りあるものがコミュニケーションだと思うのです。
動きながら、相手を巻き込み、そして考えること。
ビジネスは、いつでも最初に“動きあり”だと思うのです。
3つの教育(モンテスキューの言葉)
こんにちは、 やまぼうし です。
私たちは3つの教育を受ける。
ひとつは両親から。
もうひとつは教師から。
残りのひとつは社会から教えられる。
そしてこの3番目は、
初めの2つの教えにすべて矛盾するものである。 (仏哲学者モンテスキュー)
(引用:哲学名言研究会著『哲学者たちのことば』)