1年以上行われていた婚姻費用調停。

高等裁判所で抗告が却下され、申し立て月から
まとめて払う事になったわからんちんモラ夫。

弁護士からの警告書でやっと払ったものの、
婚姻が解消されているわけではないので、
今月の支払い期限がもうすぐ。

そんなとき、実家の母から着信があった。


「昨日、〇〇さん(夫)が家の前にいてね。
私は丁度集まりから帰ってきたところ
だったんだけどね」

実家に突撃されたのは2度目だ。

せめて電話くらいしてから訪問しろと、
調停でも言ったのに。

因みに私は夫の両親に手紙を出した事も
「住所を書かなかったから失礼だ!」
と主張書面で糾弾された。
(逃げてんだから書けるわけないじゃん)。

こちらが行動すれば、ここぞとばかり
ありとあらゆる難癖をつけてくるのは
モラハラの定石なので想定内だったけど、
気分が悪くなるものは悪くなる。

…それにしても、いきなり訪ねる方が
よっぽど失礼だと思うのだが…

これを矛盾としてなんと言おうか。
自分で主張したこと忘れてるのかな??

いやいや、同居中よく言っていたな

「男だから良いんだ」
「家長だから良いんだ」
「俺は良いんだ」

自分の都合の悪いことは根拠のない
一般論にすり替える。
それ、現代社会と裁判所では一切通用しないから。



私「ええ〜それは嫌だったでしょう、
で、何だって??」

「前回も連絡してから来て欲しいって言ったのに、
聞きゃしなくてほんと怖いわよ。
なんかね、裁判所で婚姻費用?とやらが
決定して〇〇さん払ったんですって?」

私「そうそう、1年以上かかったのよ。
高等裁判所にまで上げて…
往生際悪くてウンザリよ」

「でね、義務だからこれからも払うけれど
まさいわに直接払えば弁護士さんに報酬を
払わなくていいから、払うとき私に
立ち会えっていうのよ」

私は目の前がクラっとした。

…まだわからんちんな事言ってる。
アホか!

私「あのねー、どんな支払い方しようが
高等裁判所で審判までしてんのに弁護士に
報酬払わないようなごまかしなんて無理だから!

そもそも私が契約書交わしてるんだから、
そんな事したら私が契約不履行で負債を
抱えるだけだから、そんな事あり得ないのよ」


余談になるが、そもそも最初弁護士さんに
依頼した時は婚姻費用調停に関しては
契約してなかったのだ。

婚姻費用は私が申し立てた。

しかしその後、夫が離婚調停を申し立て
私が弁護士を召喚(契約はすでにしていた)。

離婚調停と婚姻費用調停が家庭裁判所で
同日に行われることになり、婚姻費用は
審判になったので、その分も新たに
契約せざるを得なかったのだ。

つまり、婚姻費用で弁護士に報酬を払う事に
なったのは間接的とはいえ、婚姻費用を
なかなか払わなかった夫が原因なのだ。

無知の知、という言葉が浮かぶ…
も〜〜夫も弁護士つけてぇ(泣)。


「それでね、私は報酬を払わなくていいなら
そのほうがいいのかもね?って。
どちらにしても、まさいわの来ることが必要ねって
怖いから受け流して答えたわ」

高齢でシャープとはいえないけど
頭はハッキリしている母。

肯定も否定もせず…
コミニケーションが下手な母にしては
まあまあだ。


「そう、ありがとう。
迷惑かけて本当にごめんね。
出来れば家にあげてほしくないけど、
家の前で会ったらどうしようもないよね。

いきなりそちらに行かないよう、
また弁護士さんから言ってもらう。

気をつけてね、あんまりしつこかったら
警察にも相談してあるから通報してね。」

「わかった。そっちも身体を大切にね。
孫ちゃんは元気?

それにしても〇〇さん、前から目つきが
鋭かったけど…ますます下からこう睨むと
いうか…とにかく怖いのよね。目つきが。」

目つきもそうだけど、高齢者がガタイのいい
壮年の男性に自宅に押しかけられ、
不安を感じないわけない。

巻き込んでしまい本当に申し訳ないと
思うと同時に、手紙にあった一文

『扶養されていることを忘れない為に、直接渡す』

…吐き気がする。

金を渡してれば、そこまで威張るのか。
ブラック企業を連想する。

家庭は安らげるところだ、威張りちらす
ところじゃない。

本当に気持ち悪い、不気味なわからんちんモラ夫。

良い所もある人間なのに、今は己の自尊心を
保つ為に客観的な見方ができずに
恥も外聞もなく、おかしな行動をしている。

それが「目つき」にでているのだろう…。