試行的面会交流は予定通りに行われた。


裁判所の一角の、6畳くらいの部屋に
その面会場所はあった。

子どもはおもちゃが山と積まれているその部屋に
興奮し、嬉しそうにはしゃいでいた。
子どもが調査官と会うのも2回目なので
挨拶も交わし、だいぶリラックスしている
様子だった。


調査官
「本日は宜しくお願いします。

今日のお子さんとお父様と交流する部屋は、
ビデオカメラが設置してあります。
そちらはご了承頂けますでしょうか?」


わかりました、
こちらこそ宜しくお願いします、

と、弁護士と形だけ挨拶はしたものの…


私の調査官に対する不信感は
高い域になっていたので

(カメラ撮ってるからヤダ!って言ったら
やらないわけじゃないのに真顔フン
子どもに関することだから、拒否しないことも
わかっているはず。

『こういう風に進めていくけど当然同意だよね?』
はモラハラでさんざんやられていた
パターンだっゲロー

と、かなり批判的になっていた。


見学後、調査官と子どもを部屋に残して
入れ違いに夫が呼ばれた様子。

子どもには流れを話してあるが、何故
こんな場所で父親と会うのか…
まだ年齢からいって本当の理解は難しいだろう。
胸がチクンとするのがわかり、
心の中で謝った。


面会交流交流後、再び調査官の聞き取りがあると
いう事で
私と弁護士は空いている部屋で待つことに。

自分の聞きたいことを整理しつつ、
先生と今後の事を話しながら、面会交流が
終わるのを待った。


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