年商8億位の建設会社さんのお話です。

毎月試算表を未成工事支出金と受入金を振替て正しい試算表が出来ています。

効用についてはいつも申上げておりますが

決算の3ヶ月前に受注残(未成工事)が分かる為

決算日までの完成工事高が概ね読める事です。

従って3ヶ月前に着地点が読めるのでお客様から好評です。

今回もう一つ効果が発揮出来ました。

それは消費税の中間申告です。

前年の消費税の年税額が400万超4800万以下の場合には3ヶ月毎に納付書が到着

前年の納付額の4分の1を3回に分けて中間納付致します。

決算時に精算する事になります。

しかしこの会社の場合には決算後前半は殆ど完成工事が少なく

仕事が少ない訳ではありませんが、完成工事が決算月に近い部分で多額になります。

予定申告納付では無く仮決算方式で毎月の成績が分るので簡単に申告できます。

結構大きな金額でしたので、顧問税理士さんに依頼して仮決算の処理を致しました。

当然ですが予定で支払う予定の800万程度の金額が中間納付の必要が無くなりました。

資金繰りに非常に助かったと経理担当の奥様から喜んで頂きました。

毎月未成工事を正しく拾う事で経営数値の見える化等だけでは無く

決算予測や資金繰りにも効果が出る事でお客様に喜んで頂ける訳です。

毎月未成工事を振替て試算表を作成せず、年1回の決算時に

 

社長の思惑と大きく変わる結果になる事もあります。

会社の規模を伸ばす予定の社長は特にご理解頂き実践できる仕組み作りが大事です。