〜音楽やるならこの一冊!〜

十二冊目
⚫︎実践! 作曲・アレンジに活かすためのポピュラー和声学⚫︎
カテゴリー:和声学
読めばどうなる?→「禁則、規則」の厳格化を避けた、和声学の基本を習得できる。

 

"はじめに"でとても大事なことに触れています。

和声学の効果、問題点、教育側の都合、、

次回紹介する明解和声法と本書を比較していただければ、理解できるかと思います。

基本、と前述しましたが、この一冊を理解できれば、十分和声に精通していると言えるでしょう。

できれば独学ではなく、誤った理解を避けるために和声の専門家の指導の下での学習をお勧めします。

 

 

 

実践! 作曲・アレンジに活かすためのポピュラー和声学

 

 

 

 

 

 

第一章 基礎的な進行

Section1-1コード理論と和声学の違い

Section1-2倍音について

倍音の仕組みと和声学の成り立ち

倍音構造から和音を考える

Section1-3 調(Key)で構成される

「古典的な調性音楽」…

調性音楽の成り立ち代表的な作曲家

Section1-4 和声学の「禁則」とは?

禁則/規則は絶対に守るもの?

一般的な和声学の禁則

Section1-5 三和音の連結

和音が確立されるまで・・・

機能和声的な連結(Diatonic Chord Progression) 

A.和音の機能と種類について

B.和音連結における諸注意

C.ダイアトニック・コードのみを使った連結

 

第二章 応用的な進行
Section2-1
転回形を使ったコード同士の連結
A.第一転回形、コードの第三音(3rd)がバスに配置されたもの「第一転回形」の使い方のコツ
B.第二転回形、コードの「第五音(5th)」がバスに配置されたもの
Section2-2
モーダルな連結
(Modal Progression)
モードとは?
「レ」の旋法、ドリアン
「ミ」の旋法、フリジアン

「シ」の旋法、ロクリアン

メジャー・モード

「ファ」の旋法、リディアン

「ソ」の旋法、ミクソリディアン

Section2-3 メジャー、マイナーとモードの融合

これまでの旋法を整理

曲中で旋法を変える曲中で旋法を変える(実施例)

複数の「調・旋法」を自由に使って連結してみる

(中心音は変えずに)

Section2-4

メロディとコード付けの関係、本来のメロディとは?

和音外音、非和声音(ノンコード・トーン)という

捉え方は機能和声

 

第三章 四和音の連結

Section3-1

クラシックでの四和音

コード理論と和声学での捉え方の違い

コード理論と和声学の利点と欠点

Section3-2 セブンス・コードの種類

四和音のダイアトニック・コード

特殊なセブンス・コード

Section3-3 第三転回形を使った連結

第三転回形とは?

第三転回形での根音と最低音の関係

Section3-4

同一和音内での配置転換

(コード内での置き換え)

配置転換とは?どんなときに使える?

A.同じコード内で転回をするだけの場合

B. 異なるコード同士の連結の中間に、配置転換がある場合

C.前のコード→異度のコードの配置転換

D.セブンス・コード等、トライ・トーンを含むコードの配置転換

配置転換の装飾手法について

Section3-5

変化和音と付加和音

5th (5th. Augmented 5th) 0321E

6th、add9th の付加・

11th で浮遊感を足す

ナポリの六の和音

Section3-6

セカンダリー・ドミナント

(Secondary Dominant)

調を取り込むきっかけを与える「セカンダリー・ドミナント」とは?

マイナー・キーでのセカンダリー・ドミナント

セカンダリー・ドミナントのまとめ

Section3-7 近親調への転調

メジャー・キーでの近親調

マイナー・キーでの近親調

転調の方法

 

第四章 和音外音(ノン・コード・トーン)を使ったコード進行

Section4-1

ナチュラル・テンション 9th..

和声学とコード理論、それぞれの捉え方

9th を和声学、コード理論の両方から確認

9th を使ってメロディにコード付けをしてみよう

Section4-2

和声学での「和音外音」使用上の規則

掛留音

「刺繍音」使用時における注意点

「経過音」使用時における注意点

「音」使用時における注意点

Section4-3 ナチュラル・テンション 11th..

11th とは?使いどころは?

11thを意識してコード付けをしてみよう

Section4-4ナチュラル・テンション 13th

13th とは?使いどころは?

Section4-5#♭で変化したオルタード・テンション

変化されたテンション

♭9th. #9th

#11th

♭13th

Section4-6偶成和音(同一コード内に現れる別のコード)

刺繍的な和音

倚音的な和音

経過、掛留的な和音

Section4-7イントロ、エンディング等で使える「保続音(ペダル・ポイント)」

ペダル・ポイントとは?

Section4-8特殊なルール「反復進行」

パターンの繰り返し?

 

第五章「単一調・旋法性」という枠組みからの脱却

Section5-1 複調・旋法性や調性感の希薄な進行について

複調・旋法性とは?

Section5-2 調の中心をボカした調性感の希薄な進行…・・111

ドミナント 7th(属7和音)の連鎖、変位音

Section5-3 スケールから派生するコード

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール

日本の旋法(陽・陰旋法)

Section5-4 音程的な発想で作られる和音

(Intervallic Harmony)

四度堆積和声(4th Interval Build)

五度堆積和声(5th Interval Build)

Section5-5調性を消すことはできるのか?

無調に至るまでの経緯

A.シェーンベルクの「十二音技法」について

十二音技法の一般原則と実践

調性を意識しながら「不協和な付加音」を混ぜていく方法

無調(Atonal)的な発想を作曲に活かすには

楽曲分析

 

課題解答集