日々の仕事の中で

何日か前にこんな事がありました。

5ヶ月の赤ちゃんとお母さん、予防接種の為来院されました。
予防接種が終わり、帰ろうとしていたお母さんが私に話かけてきました。


お母さん「2つ程質問して良いですか？」

私「はい、大丈夫ですよ」

お母さん「前まではこんなに泣かなかったのになぜこんなに泣いているのでしょうか…」

私「…ご心配であれば診察をされますか？
もしかしたら、赤ちゃんはわかるようになってきたのかもしれないですね。何かありましたらすぐお電話下さいね。」

お母さん「あぁ。わかるように……」
                「受診の目安はどうすればいいですか？」

私「ご心配な事があったらお電話下さい。
お熱が出たり、咳が止まらなかったり、いつもと様子が違っていたりなど、お母さんが気になったらお電話下さい。」

お母さん「はい、わかりました。ありがとうございます。」

お母さん、泣き止まない赤ちゃんを見て不安でたまらなかったのでしょうね。

私は事務員なので症状の事や直接お母さんの不安を取り除いてあげる事はできません。
しかし、話を聞いて内容によってはナースさんに、先生に、つなぎます。
まず、受容なのです。
それがどれだけ大切かな事か。

私が一番大切にしているお母さんの気持ち、些細な事ととらえる人もいるかと思いますが、そういった所から大切にしたいのです。

私と会話を交わしたお母さん、少し表情が明るくなり帰っていかれました。
お母さんの笑顔がますます増えますように…

後輩たちが背中をみていてくれますように(笑)