11年前初めてKO-D無差別級に挑戦しました。

初めてのタイトルマッチ、
自分が挑戦者として、メインイベンターとして、相応しいのか?
お客さんは興味を持ってくれているのか?

不安に思いとりあえず「DDT高梨」で検索していると、
当時珍しい10代の少年が自分を応援してくれているTweetを見つけたのです。

彼は辛い時に私と境遇を重ねて前向きに努力を重ねていました。
時には英語の講義と私の試合を重ねる程で微笑ましくも、
私は顔も知らない彼に救われていました。

彼は学生プロレスをはじめ
識者からは高梨っぽいと言われるのを知り、私はこそばゆい気持ちになっていた。

少なくとも私の身の回りに
私の影響を受けた選手はいないと思っていた時期に、見た事もない彼の活動が私のプロレスが誰かに影響を与えている事を気がつかせてくれました。

彼は大学を卒業し同じ世界に入ってきました。
入団テストを受けた時、
デビューした時、
近い大会に出た時、
退団した時、
一度も話した事は無いけど、
ずっと彼を観ていた。

彼はこの世界で
独り立ちし、
結婚し、
家庭を築き、
レスラーとして
男として
成長を重ね続け
ついには私が挑戦出来なかった、
インディーJr.へ挑戦する。

場所は彼が11年前に来てくれた新宿FACE。

今度は私が客席で彼のタイトルマッチを見届けたい。



鈴木 心選手 第一子ご誕生おめでとうございます。