2週間のリーグ戦中断前、最後のゲーム第23節アウェーFC琉球戦が行われました。
北九州のスターティングメンバーは以下のとおり。
永井
牛之濱 藤原 岡野
井澤 高吉
前田 長谷川 杉山 山脇
田中
63’(牛之濱、山脇)→(高、坂本)
80’(永井)→(髙橋)
90’(藤原、岡野)→(平原、乾)
前節からの変更は1人、センターバックでチーム唯一全試合フル出場していた工藤がベンチにも入らずケガなのか状態が心配です。
代わりにスタメンの長谷川は前回対戦の琉球戦でゴールを決めており良い印象で出場します。
開始間もない4分、琉球はハーフウェーラインあたりからのスローイン、森が15mほど下がった位置の北九州陣内にいた鈴木に向かってボールを投げ入れましたが、これを察知した永井がこのボールに向かって猛然とダッシュ。
鈴木よりもわずかに永井が先に触りボールを奪い取ると前目に出ていたGK東の位置を見定めてゴールの30mぐらいから東の頭上を越えるシュート、これが無人のゴールに決まり早い時間帯に北九州が1点リードしました。
常にゴールを意識している永井の一瞬の隙をついた見事なプレーでした。
ゲームのペースはリードした北九州が握り27分藤原はフリーキックを直接シュート、29分にはGK田中の大きなキックを相手エリア手前で納めた牛之濱がシュート、いずれも決定機でしたがわずかにゴールを捉えられませんでした。
前半に追いつきたい琉球も前半終了間際には46分左の藤春からのクロスを野田がヘディングシュートしますが田中がキャッチ。
47分には北九州がフリーキックのチャンス、27分と同じようなキックで藤原が直接狙うも入らず。
北九州1点のリードで後半に入っても北九州のペースは変わらず優勢に試合を進めます。
68分に増本監督は高、坂本を投入、琉球金監督も70分に新加入の重松、78分に岩渕と攻撃的なカードを切り、さらに北九州は80分先制点の永井を下げて運動量の落ちたこの時間から動き回る髙橋を投入しました。
するとその直後81分、岡野が自陣左で相手ボールを奪いそのままドリブルでカウンター、一旦後ろの藤原に預けるとハーフウェーラインあたりから藤原は前線の高に見事なスルーパスを通します。
高のシュートはわずかにはずしましたが、直後の82分には髙橋がドリブルでエリアに持ち込みチャンスを作りました。
86分には平松が北九州ゴール前でボールを持つ危ないシーンもありましたが井澤が素晴らしいタックルで危険を回避。
これがこの試合で一番危なかったぐらいでこのまま1-0で北九州が勝利。
北九州は3試合連続のクリーンシートで負け無し記録をクラブ史上初の11に伸ばしました。
2020年のJ2で9連勝を記録しましたが、この時も負け無しは10試合でした。
これで勝点は36、順位も7位と上げて良いムード継続のまま次節はホームでギラフェスの富山戦を迎えます。
この勝利はそこに向けての集客力アップにもつながることでしょう。