天皇杯県予選決勝と本戦1回戦の間の週に第14節アウェー松本との一戦が行われました。
北九州のスターティングメンバーは以下のとおり。
永井
牛之濱 平原 高
喜山 高吉
前田 工藤 杉山 山脇
田中
65’(平原、牛之濱)→(平山、井野)
82’(前田、高)→(乾、岡野)
90’(喜山)→(井澤)
前節岐阜戦で勝利しているとあってスタメンの変更は1人だけ、若谷にかわって喜山が4試合ぶりの出場、若谷はコンディション不良かベンチメンバー外でした。
この試合のオープニングシュートは7分松本菊井、20mほどのところからの目の覚めるようなミドルシュート。
その直後の8分、ピッチ中央北九州陣内に入ってすぐのところから菊井が左前のスペースにパス、左サイドバックの山本龍がエリア左で受けてワントラップ入れてクロス、そこに飛び込んだSC相模原浅川がヘディングシュートで北九州のゴールネットを揺らしました。
のりにのっている浅川はこれで4試合連続ゴール、早い時間帯に松本が1点リードしました。
序盤は松本のペースでしたが、徐々に落ち着き北九州も21分右山脇からのボールを高がカットインしてシュート。
39分には喜山の前パスを永井がワンタッチでさらに前の平原に渡し、平原は少しドリブルしてエリアのライン上あたりからシュート、いずれも枠を捉えていましたがGK大内のファインセーブに阻まれゴールにはなりません。
松本1-0とリードして前半終了。
後半も60分、菊井のスルーパスをフリーで受けた佐相がエリアに侵入してシュートを打つ決定機、これは田中がビッグセーブで防ぎました。
65分に増本監督は平原、牛之濱に代えて平山、井野を投入、このあたりからペースは北九州に移っていきました。
77分には永井の左足、バーを叩く強烈なミドルシュート。
前半に野々村がすでに負傷交代している松本は80分前後にも山本龍、浅川が立て続けにピッチに倒れ込むシーンも。
北九州ペースで試合は進みますが松本も87分、一瞬の隙を突き菊井がドリブルで長距離運ぶカウンター、シュートまで持ち込みますが山脇がよく戻りクリアしました。
試合は松本1点リードのまま後半アディショナルタイム、北九州に左コーナーキックのチャンス、キッカー岡野の右足、ゴールに向かうボールはニアサイドのゴール前へ、タイミングを合わせて走り込んできた永井がこれをファーサイドのネットに流してついに北九州同点に追いつきました。
試合はこのまま1-1のドロー、北九州は勝点1をアウェーで拾い松本は勝点3のうち2がこぼれ落ちたという試合でした。
永井は今季3点目ですが初めてのPK以外での得点、ワンタッチゴーラーの永井らしいゴールでこれをきっかけに量産体勢に入ってくれれば、と思います。