第6節アウェー今治戦、北九州のスターティングメンバーは以下のとおり。
高
牛之濱 小林 岡野
喜山 高吉
乾 工藤 杉山 坂本
田中
68’(高、小林)→(永井、若谷)
80’(牛之濱)→(平原)
90'+3(岡野)→(長谷川)
3バック、4バックを使い分けている増本監督ですが、この日は4-2-3-1の4バック。
前節からの変更は2人、2列目の左に牛之濱、右サイドバックに坂本が戻ってきました。
1トップには高を据えゴールキーパーは前節初出場となった田中がこの試合も先発しました。
開始4分セットプレーの流れから北九州にチャンス、工藤のクロスに牛之濱が強烈なシュート、初めは枠に向かっていましたが今治DFに当たってボールが浮き枠の外へ。
30分過ぎには今治の時間帯になり33分松本がロングシュート、続いて34分モスキオンもシュート。
結局前半はシュート数も3本ずつと互角でスコアレスの折り返し。
後半に入ってすぐの48分、北九州のスローインから攻勢に。
小林のスルーパスにライン際まで追った高が左サイドからクロス、これが今治ゴール前を横切って右サイドへこぼれ、よく走って追いついた坂本が体勢を崩しながらも折り返しのクロス。
この坂本の動きに気をとられGK伊藤が飛び出してクロスがゴール前の岡野に渡ったときにはほぼノーマークのフリー、これを岡野が落ち着いて決め北九州が先制に成功。
プレビューでも失点の少ない両チームの対戦で少ないスコアの決着になりそうで先制点が非常に大事と書きましたが、北九州にとって今季2得点目のとても大きな先制点が入りました。
直後の51分には追いつきたい今治も松本のクロスにヴィニシウスが北九州DFともつれながらも体に当ててあわやゴールを割るところでしたが田中がキャッチ。
2点目を狙う北九州も60分、右サイドで岡野が倒れながらもクロス、GK伊藤の指先をかすめフリーでゴール前の高に渡りましたが、高はこれをバーの上にはずし2点目はならず。
その後牛之濱が担架で後退する場面もあり心配ですが、メンバーチェンジを重ねながら試合は終盤へ。
途中投入された北九州永井、今治横山にもそれぞれチャンスはありましたが、結局北九州が1点を守り切ってアウェーで勝点3を重ねました。
北九州はこれが待望の今季初勝利、岡野にとってもプロ入り初ゴールが決勝点になった一生忘れられないゲームになりました。
スタートは少しつまづき気味でしたがここから勝利を重ねて上位戦線にも顔を出したい北九州、今後に期待を持たせる勝利でした。