大事な第29節アウェー相模原戦、最下位脱出のためには絶対に勝点3が必要な試合、北九州のスタメンは以下の通り。
平山
岡田 前川 野瀬
井野 永野
前田 長谷川 村松 坂本
吉丸
68’(前田)→(山脇)
74’(前川、長谷川)→(中山、本村)
82’(岡田、永野)→(高、若谷)
出場停止の乾のところに前田が入っただけの変更、これで小林監督に代わってからの4試合ほぼ変わらないスタメンになりました。
立ち上がりから北九州は高い位置でも積極的にプレスをかけこの試合にかける気持ちを見せます。
8分、相模原FKのチャンス、プレースキックも正確な岩上がゴール前の水口にきちんと合わせてヘディングシュート。
13分には北九州、右からのコーナーキック、キッカー永野、岡田のシュートが決まったかに見えましたが、これは惜しくもオフサイド。
17分相模原パスカットから齊藤がシュートまで持って行き26分には増田、加藤の2本のパスで一気にゴール前に運び瀬沼のヘディングシュート。
序盤の北九州から徐々に相模原にペースが移って前半は終了。
後半開始直後いきなりスコアが動きました。
相模原GK東の大きなキックをハーフウェーラインあたりで井野がヘディング、さらに岡田のヘディングでペナルティアークあたりまで戻し、平山が落としてもう一度岡田へ。
左サイドを岡田がドリブルで少し運んでエリアに入ったところで中央の平山へ渡し、相手を引きつけたところで平山はボールをさらに右へ、そこに後ろから野瀬が飛び込んでシュート、ゴール左に決まり北九州が1点先制に成功。
相模原戸田監督は比較的早い57分に大胆に3枚替えを敢行、替わって入ったデューク、安藤がこの後魅せます。
64分、國廣が自陣から大きなフィードを右前歩に出すと牧山に通り北九州エリア右からクロス、ボールはデュークがスルーしてその先の安藤へ。
安藤は足下に入りすぎて上手く合わせられませんでしたが倒れ込みながらもボールはゴールに向かってコロコロと進み坂本が掻き出そうとしましたが、ゴールイン。
相模原同点に追いつきました。
相模原、72分にはこのゴールに関わった國廣、牧山を下げ早くも5枚の選手交代を完了、するとこの時代わって入った吉武が今度は次の得点に絡みます。
74分、北九州が攻勢をかけ相手エリア付近まで運びますが、吉武が平山から上手くボールを奪いこれを水口が前にフィード、安藤が拾いカウンター攻撃、左を併走するデュークとのワンツーで再び安藤へ。
安藤はペナルティエリアに入ったところからタイミングを計ってダイレクトで右足でドライブがかかったシュート、見事な弧を描きゴールに吸い込まれ相模原が2-1と逆転。
その後もスコアは動かずタイムアップ、ホーム相模原が勝利しました。
実況を担当した平ちゃんも「この試合の結果で何も決まったわけではありませんが・・」と言っていましたが、たしかに何も決まってはいませんが北九州にとってあまりにも重すぎる、痛すぎる敗戦。
「シーズン終盤で逆転可能な勝点差は残り試合数と同じ数字まで」と解説者の誰かが言ってましたが、これで残り9試合で19位との勝点差は7。
最下位脱出が限りなく遠ざかってしまいました。