コロンビアから発売のこのエクスプロージョン、リサージェンスコアを搭載したボールです。

 

ファンの皆さんすみません、学生時代からずーっっっとエボナイトとハンマーばっかり投げてきた僕にとってこのコアがどんなコアかさっぱり分からんのです。

 

クーダやメッセンジャーのように、評価や実績が高かったコアの復活という事なんでしょうか。

 

 

 

【カバー】

REFLEX HYBRID

ハイブリッドカバーで、ベンチマークにドストライクな強さ。ちょうど中間くらいの強さに感じる人が多いと思います。

GB12.0やAGGRESSIONくらいですね。

 

色は地味。というか僕あんまり緑色好きじゃない。

マルチカラーならなんでも良いわけじゃない。

でもロゴマーキングが黄色だから軸移動見やすくてオッケーです。

 

 

 

 

【コア】

RESURGENCE

 

 

リサージェンスコア。

ホントすみません、全く知識が無かったもので「俺イラプション投げてみたいんだがー???聞いてるー???」とか喚いてたんですが、イラプションに入ってたのがリサージェンスコアなんですね。すみません、おっけーっす。満足っす。

 

エクスプロージョンは耳馴染みが無くてもイラプションなら期待するね。

リサージェンスのリバイバルとして紹介されてますが、イラプション!って騒いでるの僕だけ?

 

で、このカバーとの組み合わせは過去に発売されていたリサージェンスの復刻版?と同スペックになりますね。

スペック的にはカタログ上一緒だとしても生産拠点の移転もありましたし、完全に同一のパフォーマンスではないと思いますがファンには嬉しいボールに間違いなさそうです。

 

 

 

【所感】

転がりが非常に良く、コントロール性能が高い印象。

ただ、似たような系統のボールであるウェブやGBシリーズとは少しだけ違う。

 

・スキッドは普通の長さ。ただ、カバーが強くないからか、暗めのカラーのおかげか、軽めの走りに感じます。

 

・ブレーキは独特な印象です。レスポンスはやや高め。

ドライでちゃんと反応してくれて頼りない感じは一切無く、「止まりながら進む感」が強くて非常にコントロール性能が高いです。

シンプルに言えばちょっとはっきり目に止まるって感じです。

さらに、この高いコントロール性能を持った似た系統のボールであるウェブやGBシリーズと比較して失速感がありません。

コアの比重が重かったりするんですかね?

 

・バックエンドは「対称コアだなー」って感じ。

キレるわけでもユルいわけでもなく、柔らかく自然な動き。

とても扱いやすいです。

加速感が他の対称コアのボールよりかなり上回るように思います。

その軌道の素直さと相まってコントロール性能とピンアクションを両立しています。

 

・オイルへの強さは中くらいです。

ハイブリッドカバーでこの強さってあんまり無いのでは?アルティマハイブリッドはもう少し強かったし、多分セムテックスハイブリッドカバーだったスコーピオン以来のボール。

 

 

 

GBシリーズやウェブシリーズと似たような数値を持つコアですが、それらとはまた異なった使用感を持っています。

特にブレーキからバックエンドまで失速感がとても少ない軌道に差があります。

カバーの強さで特に劣っているわけでもありませんが、強さ、安定感、コントロール性能を維持しながらもフッキングポイントまで届きやすい性能はポケットヒット率の向上とピンアクションにおいて優位性が感じられるでしょう。

 

全体的な軌道イメージ的にはそれこそGBやウェブ等のコントロール性能が高い「転がる対称コア」的な系統のボールで、あらゆるボウラータイプや用途に対応する汎用性の高さが目立っております。

またこれらのボールラインナップの中でもハイブリッドカバーの使用は非常に少なくてこの点でも差別化された性能になっています。

 

 

 

【メッセンジャーパワーコアソリッドとの比較】

クーダにするかメッセンジャーのソリッドにするか、パールにするか、結構悩んだんですが、一番近そうなメッセンジャーのソリッドにします。

 

・スキッドはエクスプロージョンの方がちょっと長いです。

メッセンジャーはソリッド、エクスプロージョンはハイブリッド。カバーの特性差に加えてエクスプロージョンが持つ直進性の高さもスキッドの長さの差に出ているように思います。

 

・ブレーキは似たイメージです。

コア的には若干エクスプロージョンの方が強いですが、双方共に対称コアという事もあり自然なブレーキ感です。

メッセンジャーの方がソリッドらしい安定感が感じられる止まり方です。でもカバーはそんなに強くないのでソリッドカバーっぽい動きのもっさり感はありません。

エクスプロージョンはややレスポンスが高めでコンディションを把握しやすく、さらに適度なスムーズさもあり、ハイブリッドカバーだなーって感じる性能。

 

・バックエンドは基本的な軌道イメージに大きな差はありませんが、ややエクスプロージョンの方が攻撃的な動きをします。加速感と曲がり角度で上回っています。

 

 

・オイルへの強さは双方共に適合コンディション的には大きな差はありません。

しかしソリッドカバーな分だけメッセンジャーの方がやや手前のオイル上での安定感が上なように感じます。

 

 

 

両ボールの差としては、基本的に似たような軌道イメージを持ちながらもカバータイプの差が素直に表れた結果となりました。

走りを損なう事なく安定感とリアクションが高レべルで取られたハイブリッドカバーのエクスプロージョン。

適性オイル量が大きく変わらない程度に少しスキッドが短く、安定やコントロールにやや性能を振ったメッセンジャーソリッド。

 

どちらのボールもミディアムコンディション中心に活躍する性能ですが、用途と適正はやや異なってきます。

エクスプロージョンは高バランスなボールとして非常に幅広い用途やボウラータイプに対応します。

メッセンジャーソリッドも高バランスで汎用性が高い点は同様ですが、中程度の強さのソリッドカバーならではの安定性と重すぎない動きによって荒れたレーンコンディションやフラットなオイルパターン等に強いボールです。

あれだ、今思った。メッセンジャーソリッドはGB2の一段階強い版みたいなボールだ。

 

ラインナップ内での用途の差別化も出来ますので、組み合わせて使用するのも良いですね。

 

 

 

【用途・適正】

・ミディアムコンディション全般に対応します。

 

・典型的なベンチマークボールであり、多くのプレイヤーにとって一番出番が多いボールになるでしょう。

最近はBWダークネス、トップスピード・3Dオフセットアタック等、汎用性が高い強いパールもベンチマークとして紹介しましたが、それらより安定性や操作性に性能を振ったボールになってます。

 

・ラインナップの中でも丁度中間の強さのボールです。

2、3個の少めなボールを投げ分けるボウラーにとっては非常に使い勝手が良いでしょう。

 

・ストローカータイプにとっては転がりの良さと直進性の高さのバランス、加速感のあるバックエンドによって、コントロール性能だけでなくピンアクションの良さも感じて頂けます。

他の転がる対称コアのボールよりローテーションや球速を保持しやすいのでバックエンドのリアクションも強めに出しやすく、この点もストローカータイプに向く特性ではないでしょうか。

 

・ハイレブタイプにとっては、スキッド、ブレーキ、バックエンドの各状態で一貫して強い転がりがあり、タイトに投げてもワイドに投げても安定性の高さが感じられます。

バックエンドの曲がり幅的にも強く動く割には大き過ぎるわけでもなく、スキッドもしっかりしてるので暴れ感が無くて扱いやすいと思います。

 

 

 

【総括】

転がりと直進性に優れ、中程度の強さのハイブリッドカバーと組み合わせる事で適度なレスポンスや加速感のある曲がりも備えたボールとなっています。

 

特にトータルバランスに優れており、「全部丁度良い」系なボールです。

 

ベンチマーク、点数出すためのボール、扱いやすいボール、そんなニーズにピッタリです。