す https://youtu.be/0O3l_D3nViE





 

インファマスはニューコアニューカバーの新しいボールです。

 

 

 

ある日ふと思いました。

 

「あーあ、高慣性・中~高デファレンシャルのコアにソリッドのボール出ないかなー」

 

出ました。

願いが届いたのか、僕に予知能力があったのか。

 

カバーはエンヴィーソリッド。

CFIバージョンはオブセッションとBWドミネーションに搭載されていましたが、素のエンヴィーは初ですね。

前に何かのボールでも書きましたが、コアやら諸々の要素も複雑に作用しているので、CFIの有無がどのような影響を与えているのかは投げ手の立場としてははっきり分かりません。

まぁでも強いカバーなのは確かですね。

 

インファマスコアもニューコアです。

新たな発想・設計のようです。

D.O.T、デュアルデンシティー、高比重ウエイトブロックの追加。

優れた設計・構造・テクノロジーを採用した贅沢なコアです。

お金かかったボールなんだろうなーと失礼ながらレジェンドスターが心配になります。だってレジェンドスターのボールは何年も価格が上がってないんですから。

僕がレジェンドスター契約になってからは一度ガントレットで定価52000円だった事がありますが、それっきり定価の上限は49500円を守ってます。


 

 

投球した印象はまずコアのスペック通りの性格だな、と感じました。

走りが良く、強いソリッドカバーのトラクションに負けないスキッドです。

 

単にレーンの奥までフッキングのためのエネルギーを溜める強いスキッドを求めるなら他のボールでもとっくに達成されている性能です。

インファマスはレーン中盤以降の転がりが強く、強いソリッドカバーと組み合わせられていますが失速感が全く無い力強いバックエンドが特長です。

 

そのバックエンドはカバーの強さと絶妙なバランスが取られています。

しっかり止まってしっかり向きを変え、曲がり幅も大きいです。

ブレーキは強めに止まりますが動きの予測が出来る範囲内であり、曲がりの持続性もあります。

 

インファマスはソリッドカバーという事もあって瞬間的な曲がり角度がパールカバーのように急激ではない点から、全体的にキレ感のある動きには見えますが扱いにくさは感じられませんでした。

 

開発側の設計コンセプトは正確に把握していませんが、強いカバーと攻撃的なスペックのコアの長所を良いとこ取りで組み合わせる事で安定感とアグレッシブさを両立させたボールだと思います。

 

このような、「こんなボール」という強いイメージが持ちやすいボールは投げ手にとって、「どんなボールか、どんな動きをするか」が分かりやすくて用途も明確になるため適切な場面で使用する事が出来ます。

自分に合うのか合わないのか、必要か不要かも分かりやすいですね。

 

 

 

インファマスはシンプルに言えば良く曲がるボールです。

走りが良く、先の動きも大きく、全体的な動きにはソリッドカバーならではの安定感とトラクションの強さが感じられます。

 

有効に使用出来るコンディションですが、僕なら21~28mlくらいですかね。

ミディアム~ややオイリーくらいまで幅広いコンディションに対応します。

 

ハイレブ系にとっては手前で悪さをしない安定したスキッドとバックエンドでの戻り感が扱いやすく感じるでしょう。

また、800番か1000番くらいで曇らせると先の動きを必要以上に犠牲にせず安定性が高まり、オイリーコンディション下での有用性が増します。

 

特にオススメはストローカータイプです。

先の動きやオイルに対しても強いため、バックエンドの確実なリアクションに繋がります。このタイプのボウラーに対しては失投に対するリカバリー性能も高くなります。

イメージ通りの動きが出やすく、非常に気に入っていただけると思います。

 

 

 

インファマス、今後は別のカバーを組み合わせてシリーズ化されていくのでしょうか。

安易にパールを組み合わせたらスーパー暴れん坊なボールになりそうですが、そのあたりは開発陣の腕の見せ所ですね。

 

最近はエボナイトブランドの勢いの良さを感じますが、ハンマーも実力・話題性のあるボールを引き続き市場へ供給し続けています。