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高タンパク質食に対する厚生労働省の見解


「食事摂取基準で、たんぱく質のは上限量が定められてないから、たんぱく質はいくら食べても良いんだ」
なんて事をを言っている人が居たら、このブログのURLを送って差し上げて下さい。

厚生労働省から、『日本人の食事摂取基準(2020年版)』というのが発表されています。

その中に、『耐上上限量』という言葉があります。
厚生労働省のHPによると、以下のように説明がされています。

ある母集団に属するほとんどすべての人々が、健康障害をもたらす危険がないとみなされる習慣的な摂取量の上限を与える量

正確な表現で惚れ惚れしますが、少しわかりづらいですね。

たくさんの人で調べて統計的に有効性が確認された、長い期間これだけ食べてると健康に特定の問題が起きると考えられる量

という意味だと思います。

日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書(2019年12月公表)より引用

令和元年9月22日(日)に開催された「日本人の食事摂取基準(2020年版)」研修会での佐々木敏先生のお言葉を紹介します。

◇◆以下講義より引用◆◇

「たんぱく質をたくさん食べ過ぎた場合、腎臓への負荷が考えられます。

したがって耐用上限量の存在が示唆されていて、それを示す研究論文もございます。

けれども、食事摂取基準は『研究論文がある』で決めてはならない。

これ、総論の基本なんですよね。

ある、けれども、その報告は十分ではない。

したがって、設定は見送る。

と、このように記述されております。

ここで大切なことは、『無い』という宣言はしていないということであります。

耐用上限量はない、たんぱく質をたくさん食べても問題は無いということを保証するものではない。

ということにご留意を下さい」

◇◆ここまで引用◆◇


腎臓に問題が発生するという論文があるが、報告が十分でない。

短期間過剰なたんぱく質の摂取をした研究はあり、問題は起きなかったが長期の研究データが足りない。

ということで耐用上限量が決められていないということです。

一部の高たんぱく信者は、曲解して自分の都合の良いように解釈しないで頂きたいです。

たんぱく質の部分に限らず、『日本人の食事摂取基準』って考え抜かれていて凄いんです。

▼是非読んでください
日本人の食事摂取基準

作成者の意図まで読み取るのは難しいかも知れません。

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