ナベQこと渡辺久信シニアディレクターの来季からの編成部長兼任が発表された。

以下の記事で目を引いたのは、田辺監督時代と渡辺監督時代のトレードの回数。
田辺さんは2年間で0回、ナベQは5年間でなんと12回という驚愕の結果に。
トレードの是非を語るつもりはないが、なんとかチームを強くしようという思いは伝わる人である。
鈴木球団本部長が編成から身を引いてくれることで良い風が吹いてくれると期待したい。

選手たちは戦々恐々としているかもしれないが、強いチームになるためであればトレードは大賛成だ。
同時に外国人をはじめとする優良選手獲得に力を入れることが求められる。ナベQへの期待とその責任は大きい。

以下、夕刊フジ より抜粋。
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3年連続Bクラスの西武テコ入れ、渡辺久信氏が編成部長兼務に 「目指しているのは根本陸夫さん」黄金時代再現に着手

 豪腕にチームの再建が託された。西武は渡辺久信シニアディレクター=SD=(51)が来年1月1日から編成部長を兼任すると26日に発表した。これまで編成部長を兼ねていた鈴木葉留彦球団本部長(65)は、3年連続Bクラスの責任を取らされる形となり、球団本部長専任となる。

 チーム編成部門のトップに立った渡辺SDは「名前が変わることで責任も増える。選手獲得の部分、交渉を責任を持ってやっていかなければいけない。編成方針の検討もこれからやっていきたい。全体的な動きを、私が中心となってやっていく」と意気込んだ。

 鈴木本部長が編成部長になった2011年オフ以降、6選手がFA移籍するなど主力が続々流出。田辺前監督の2年間は満足な補強どころか、トレードもまったくなかったが、これからは豊富な人脈を生かしたチーム改革を期待される。

 渡辺SDは監督時代からよく動くタイプで、選手獲得をフロントに働きかけてきた。07年オフに監督に就任すると、ヤクルトからFAで石井一久を獲得。10年にはかつてFAで出ていった工藤公康を横浜(DeNA)から出戻らせた。

 09年から監督を辞任する13年までの5年間に、なんと12件のトレードを成立させた。春季キャンプを含むシーズン中が8件もあり、周囲に「愛読書は選手名鑑」と話していたほどだ。

 SDになると「俺が目指しているのは根本陸夫さんだから」と公言。西武では広岡達朗監督、ダイエー(現ソフトバンク)では王貞治監督を招へい。秋山幸二と佐々木誠の大型トレードを実現させ“球界の寝業師”の異名をとった恩師を手本に、黄金時代の再現に着手している。

 この日は来季のスローガン「CATCH the ALL(キャッチ・ジ・オール)つかみ獲れ!」も発表。辻発彦監督(58)が登場し、「どうせなら、キャッツジオール(キャッ辻オール)にすればよかったのに」とオヤジギャグを放ったが、渡辺編成部長の誕生は心強いはずだ。