南の士こと 

葉月雅治貨幣論研究所でございます。

財政破綻論退治のためにフルスイング。

 

行政書士試験の山というか谷というかの一つが民法だと思うのですが、特にその中でも債権は激ムズで、試験に対して常に債務を負っているような気持ちになってしまうと思うのですが、例えば「弁済」なんて聞いたときにですね、通常の人だと債務者から債権者に札束が移動するような状況を思い浮かべてしまうと思うのですが、僕みたいに複式簿記で常に考えてしまう人間はそうは問屋が卸しませんで、例えば民法の第477条なんか見ましたときに、

 

(預金又は貯金の口座に対する払込みによる弁済)

第四百七十七条 債権者の預金又は貯金の口座に対する払込みによってする弁済は、債権者がその預金又は貯金に係る債権の債務者に対してその払込みに係る金額の払戻しを請求する権利を取得した時に、その効力を生ずる。

 

債務者が預金で弁済したとしたら、いったん銀行で預金が消えてかつ債権者の口座に新たな預金が発行されるのだな。

なんて考えてしまうのですが、銀行に取っては預金って負債だからね、とはいえ俺も複式簿記のプロフェッショナルではないので、あんまり適当なことばっかり言わない方がいいのかもしれないが、要するにお金って常時生まれたり消えたりしているのだと理解することが、財源ガーみたいな頭の悪い発言をしないためのコツなんですが、どうしても人間札束がお金って思い込んでしまうみたいで、いや札束ってお金の一部でしかないわけだし、ちょっと特殊なお金だし(貸借関係のデータであることに変わりはないのだが、どうしてもモノとしての側面も持ってしまう)。

 

そういう小難しいこと考えなかったとしても、世の中のお金ってどうやって増えたのかな🤔と考えたら、世の中のお金の常識がいかに非常識なのかってわかるはずなんだが、考えようとしないんだよなぁ人間って。

常識を収集することはしても、常識を思考することはしない。

だから騙される。

結果的にありもしないのに国の借金ガーなんてウソをついて恐怖心を煽るゴミクズが利益をかっさらっていく。

ホントクソまみれな世の中。