ウィンブルドン選手権2008で注目されるシャラポワとイワノビッチ | MASAHARUオフィシャルブログ 「世界一弱いプロテニスプレーヤーのブログ」 powered by アメブロ

ウィンブルドン選手権2008で注目されるシャラポワとイワノビッチ

【6月23日 AFP】現地23日から開幕するウィンブルドン選手権2008(The Championships Wimbledon 2008)に出場するセルビアのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic)とロシアのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)は、スーパーモデルのようなルックスで多くの観客を集めるのと同じくらい、両選手のテニスで多くの観客を集める力があることを証明しようと決意している。

 両選手合わせて4大大会(グランドスラム)4勝を挙げる大会第1シードのイワノビッチと大会第3シードのシャラポワの今大会での対戦は、大会スポンサーをはじめファン、英国タブロイド紙にとって夢のような決勝となるように組み分けられている。


■シャラポワとイワノビッチ、大会期間中は誇張された熱狂に踊らされることはないと強調

 シャラポワは「単に私が芝との相性が良く、気持ちよくプレーできるからといって簡単に優勝できる訳ではない。抽選では同じブロックに手強い相手が多く、異なるタイプの選手たちが揃っている」と語っている。

 一方、全仏での優勝によりシャラポワから世界ランク1位の座を奪ったイワノビッチは「芝は表面がとても特殊で全てが早いので、かなり注意しなければならない。私にはかなり力強いショットがあると思っているが、改善しなければならないこともいくつかある。私はもっと前に出てボレーに挑戦しようとしている。ここではそれがとても役に立つ」と自身が成長するための試合があること信じている。


■両者のどちらが勝っても銀行の残高はさらに膨らむ

 2004年に17歳でウィンブルドンを制した時、シャラポワの銀行預金は事実上一夜にしてが膨れ上がり、コート外の収入だけで推定2300万ドル(約25億円)を稼ぐシャラポワは、世界で最も裕福な女性アスリートの1人となった。一方、イワノビッチはこれまでのキャリアで獲得している賞金500万ドル(約5億4000万円)、シャラポワの1200万ドル(約13億円)と比べて見劣りするが、今大会で優勝を果たせば、広告契約を結ぼうとする企業の担当者の群れが親しみやすい魅力を持つイワノビッチの下に押し寄せるとみられる。


■明るく楽観的な性格のイワノビッチ、鉄のような意思を持つシャラポワ、両者のパーソナリティー面のコントラスト

 両選手は子供の頃の厳しい環境により形成された競争心が身に染み付いている。

 シャラポワは母をロシアに残して米フロリダ(Florida)のテニスアカデミーに通い、イワノビッチはドイツに移り住むまで北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization、NATO)によるベオグラード(Belgrade)の空爆が一時停止されている間、閉鎖されたプールでテニスを練習していた。


 今大会でシャラポワは1回戦でフランスのステファニー・フォレッツ(Stephanie Foretz)と対戦し、イワノビッチはパラグアイのロザンナ・デ・ロス・リオス(Rossana De los Rios)と対戦する。(c)AFP/Dave James