米軍による救援作戦が終了 | MASAHARUオフィシャルブログ 「世界一弱いプロテニスプレーヤーのブログ」 powered by アメブロ

米軍による救援作戦が終了

【12月8日 AFP】サイクロン「シドル(Sidr)」に襲われ、約3300人が犠牲になったバングラデシュで米軍が行っていた救援作戦「Sea Angel II」が終了し、7日首都ダッカ(Dhaka)で記念式典が行われた。

 米大使館の報道官によれば、救援活動に参加した米海軍の強襲揚陸艦キアサージ(USS Kearsarge)は既に3日にバングラデッシュを離れ、バングラデシュ南方のベンガル湾( Bay of Bengal)に停泊していた米海軍のタラワ(USS Tarawa)も6日に任務を終了し数日中に同国を後にするという。

 式典に出席した米大使館のGeeta Pasi 代理公使は、2隻はいずれも次の任務に向かうが、米国は引き続き米国政府の国際開発庁(US Agency for International Development、USAID)を通じて支援を行うと述べた。
 
 国民の大多数がイスラム教徒で米国によるイラク戦争にも強く反対していたバングラデシュでは米軍による救援活動は政治的に微妙な問題をはらんでいたが、バングラデシュ軍のMasududdin Ahmed Chowdhury中将は、米軍が示した「暖かさと思いやり」に謝意を表した。

 一方、別に救援活動を行っているフランスの医師らのチームは、寒さが厳しくなる1月の前に政府と援助機関が支援活動のペースを上げなければ、被災者の健康に深刻な影響が出るおそれがあると警告している。(c)AFP