ヒキガエル所持で麻薬取締法違反 | MASAHARUオフィシャルブログ 「世界一弱いプロテニスプレーヤーのブログ」 powered by アメブロ

ヒキガエル所持で麻薬取締法違反

米国カンザス州で10月、捜査当局が覚醒剤を製造している疑いのある家を家宅捜索し、規制薬物のほかにヒキガエルを押収、「ガマの油」ならぬカエルの分泌物から麻薬を抽出する目的だったと断定して男を逮捕、このほど麻薬材料の所持容疑で訴追した。司法当局は、麻薬効果を得るためにいろいろな物に手を出す人々が増えていると警戒している。

 地元Kansas City Star紙12月1日付によると、麻薬取締法違反で逮捕されたのはDavid S. Theiss容疑者(21)で、押収されたのはコロラド川流域に生息するソノラ砂漠ヒキガエル。このカエルは怒ったり怖がったりすると背中の分泌腺から毒物を出すが、この中に幻覚剤のブフォテニン(Bufotenine)が含まれている。Clay郡のDaniel White検察官によると、長年このヒキガエルを「舐める」ことを試す人がいたが、最近は分泌された毒物を熱して毒を分解し、幻覚剤を抽出乾燥させて喫煙する「ヒキガエル喫煙」が流行っているという。ヒキガエルを所持するだけでは違法ではないが、麻薬の抽出が目的であったり、実際に抽出物を使用すると違法となる。「ヒキガエルは簡単に手に入るし、麻薬効果を得る目的で使用するのか、捜査当局にはすぐにわかりにくい。ある種、新時代の麻薬のやり方になっている。自然の環境から得られるものだから合法だと思いがちだが、自然に作られる物であっても違法なものは多いのです」とWhite検察官は語った。実際にTheiss容疑者は、サボテンから抽出した規制薬物のメスカリンの所持容疑にも問われている。

 最近は「ハイになる」方法がインターネットで紹介されて、怪しげな方法を試してみる若者が増えているという。カンザスシティーの薬物乱用防止サービスのVicky Wardマネージャーによると、ネット上で「jenkem」と呼ばれる麻薬が話題となっている。これは、人間の大便と尿を発酵させて作られた物質で、実際に使用されたかどうかは定かではないという。

ヒキガエル所持で麻薬取締法違反――米国カンザス州
 米国カンザス州で10月、捜査当局が覚醒剤を製造している疑いのある家を家宅捜索した。..........≪続きを読む≫