ワイドショーの「新聞棒読み」批判 | MASAHARUオフィシャルブログ 「世界一弱いプロテニスプレーヤーのブログ」 powered by アメブロ

ワイドショーの「新聞棒読み」批判

ワイドショー番組で「○○新聞のX面です。こちらの記事を御覧下さい」と、アナウンサーが新聞記事を読み上げるコーナーはもはや定番だが、同コーナーの元出演者で芸能リポーターの梨元勝が、先週発売の「週刊文春」に「『ワイドショー』新聞棒読みをやめろ!」という一文を寄せ、話題を呼んでいる。

 元々テレビ朝日が、朝のワイドショーの1コーナーとして始めたこの手法。後に『やじうまワイド』として単独で番組になるほど好評を博したが、梨元は「記事についてコメンテーターが意見を戦わせ、解説の要素が入ったのが視聴者に受け入れられた」ものの、「(最近のテレビ局は)捏造などの問題で事なかれ主義になり、責任はよそのメディアに背負わせてしまえばいいんだと(思っている)」と述べている。

 奇しくも「文藝春秋」の12月号では、14年にわたって『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の司会を務めた草野仁も、「ワイドショーは死んだ」という題名で「新聞紙面を読み上げるコーナーは、テレビ局本来のプライドを失わせるもの。テレビ局という大組織で予算もありながら新聞を読み上げるのは、自分たちの取材力がないと白状しているようなもの」と述べており、テレビ局の安易な姿勢に警鐘を鳴らしている。