スマートな環境への配慮とモーターショー | MASAHARUオフィシャルブログ 「世界一弱いプロテニスプレーヤーのブログ」 powered by アメブロ

スマートな環境への配慮とモーターショー

【11月14日 AFP】ロサンゼルスモーターショー(Los Angeles Auto Show)が14日から開幕する。原油価格が1バレル100ドルの大台に迫るなか、自動車メーカー各社は環境に優しく、燃費の良い自動車を披露する。

 LAモーターショーは、米国では毎年1月にデトロイトで開かれる北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)に次ぐ大規模なイベントで、12日間の開催期間中におよそ100万人の来場者を見込む。

■高級車の都市、ロサンゼルス

 総人口1600万人のうち約1400万人が自動車を運転し、1世帯当たりの自動車保有台数3.1台を誇る1万2500平方キロメートルの大都市圏ロサンゼルスは、高速道路が数百キロメートルにわたって縦横に走っている。ビバリー・ヒルズ(Beverly Hills)やマリブ(Malibu)、ベルエアー(Bel Air)などの高級住宅地ではイタリア製高級スポーツカーや独製のリムジン、米国製の四駆などがよく見られる。

■今年のテーマは「環境」

 ただカリフォルニア(California)州では現在、温室効果ガスの削減キャンペーンが行われているため、2007年のLAモーターショーは環境に配慮したモデルが展示されると見られる。

 燃料の高騰が原因で、フォルクスワーゲン(Volkswagen)ジェッタ(Jetta)のような、カリフォルニアの厳しい排ガス基準を満たすことができる新型ディーゼルを搭載した自動車も目玉となるだろう。そのフォルクスワーゲンは今回、世界最小の自動車を発表する予定。

 また対抗車となるツーシーター「Smart Fortwo」は既に欧州数都市で成功を収めており、2008年初頭にも米国で販売を開始する予定で、既に3万台の注文が入っている。

 過去50年間で95%から50%未満まで縮小した市場のシェアを巡って揺れる米自動車業界。2007年のLAモーターショーは、業界が低迷するなかで開催される事となる。(c)AFP